マイクロソフトは先日最新のSurfaceデバイスであるSurface Pro 7とSurface Laptop 3を発売しました。 プロセッサが新しくなったことに加え、USB-Cをサポートしたことで多くの人にとって使いやすいデバイスとなりました。
しかし一方で、Wi-Fiの読み込みが遅いという問題が海外で報告されています。
問題について
海外のフォーラムRedditとマイクロソフトの公式フォーラム、Microsoft Answersで多数報告されているのはSurface Pro 7とLaptop 3でWi-Fiが遅いという問題です。 これはスリープから復帰した後Wi-Fiの速度が低下するというものです。
原因について
原因はIntel AX201ドライバーの不具合です。 これはMicrosoftとIntelによってカスタマイズされた特別な設計で、Version 21.40.13のドライバーで最大480mbitの速度低下が報告されています。
現在この問題についてはIntelはまだ公式には何も回答していませんが、Microsoft Storeのサポートはこの問題を認識していると答える担当者もいたとのこと。
新しいIntel AX201アダプターは2x2MIMOが搭載されており、一般にルーターがサポートされている場合2倍の速度で通信できます。 また動的SMPSによりアンテナを低電力状態にすることもできます。 しかしデバイスがスタンバイから復帰後、2番目のアンテナが機能せず、低電力状態のまま動作するためWi-Fiの速度が低下すると考えられます。
解決方法
解決方法は以下の通りです。
[ハードウェアマネージャー]>[ネットワークアダプター]>[Intel AX201]>[詳細]>[MIMO省電力モード]の設定を[自動SMPS]から[SMPSなし]に変更すると問題が修正されると思われます。
さらに電源とスリープの設定で[ネットワークから切断]>[常に]に設定することで、省電力モードの切り替えを減らすことが出来ます。
Microsoft Surface Pro 7
このモデルについて
スペック
- ディスプレイ: 12.3インチ PixelSense ディスプレイ(2736 x 1824)
- CPU: Intel 第10世代 Core i3/Core i5(ファンレス)/ i7(ファンあり)
- RAM: 8GBまたは16GB
- ストレージ: SSD 128GB/256GB/512GB/1TB
- バッテリー: 最大13.5時間
- キーボード: 別売取り外し可能なタイプカバー(Pro 4以降のモデルのタイプカバーが利用できます)
- マウス:別売 Bluetoothマウス
- Wi-Fi: 11a/b/g/ac
- Bluetooth: 4.1
- OS: Windows10
- Office: Office Home &Business 2019付属
- 重量:770g-784g
- その他: USB-Cx1、USB-Ax1、3.5mmイヤホンジャックx1、Surface Connectx1
Microsoft Surface Laptop 3
このモデルについて
スペック
- ディスプレイ: 13.5インチ PixelSense ディスプレイ(2245 x 1404) / 15インチ PixelSense ディスプレイ
- 13.5インチモデルのCPU: 第10世代 Intel Core i5(ファンレス)/ i7(ファンあり)
- 15インチモデルのCPU(一般向け):Ryzen 5 3580U / Ryzen 7 3780U
- RAM: 8GBまたは16GB
- ストレージ: SSD 128GB/256GB/512GB/1TB
- バッテリー: 最大11.5時間
- キーボード: 本体一体型(取り外せません)
- マウス:別売 Bluetoothマウス
- Wi-Fi: 11a/b/g/ac/ax (Wi-Fi 6)
- Bluetooth: 5.0
- OS: Windows10
- Office: Office Home &Business 2019付属(初期モデルは2016、海外版は付属なし)
- 重量:13.5インチで1265g-1288g、15インチモデルで1544g
[amazon_link asins='B07Y2W1F31,B07Y2VYHJT' template='auto-ts' store='api-wpxxxx314320-22' marketplace='JP' link_id='88cf0d8f-aadd-45c5-8a3a-0d5d136a688a']
--