マイクロソフトは最近Windows Subsystem for Androidをアップデートしました。2023年5月のアップデートと呼ばれるこのアップデートでは、AndroidにRAMを割り当て、モバイルアプリのメモリ量調整機能が追加されています。
追加された機能
今回のアップデートではWindowsにインストールされているアンチウィルスソフトを使用することで、Androidアプリをスキャンする、WSAでのアプリのパッケージ検出機能が追加されました。これによりこれまで問題があると指摘されていたAndroid上でのアプリの安全性とセキュリティを確保することができるようになりました。
最大の変更点として、Androidにメモリを割り当てる機能が追加され、モバイルアプリに割り当てるメモリ量の調整が可能となっています。
またユーザーが任意のアプリからアプリリンクを開いた場合、Androidアプリが起動するAndroid AppLinkも追加されました。そのほかにもWSAのパフォーマンスと信頼の向上、Linuxカーネルバージョンが5.15.94になったといった変更があります。
今後も新機能の追加を予定
マイクロソフトはWSAの機能アップデートを積極的に行っており、今後もより多くの機能実装が期待できます。例えば、Androidのファイルを転送する機能が予定されており、WindowsのエクスプローラーとAndroidの間でファイルのやり取りが簡単になります。また別のアップデートではWindows上でより簡単にアクセスできるショートカットがサポートされる予定です。
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