Webブラウザーはタブが増えると通常多くのメモリを消費します。十分なRAMを搭載したデスクトップなら問題ないかも知れませんが、ラップトップデバイス、2in1、あるいはタブレットの場合はバッテリーに悪影響を及ぼす可能性があります。
マイクロソフトはMicrosoft Edgeの次期バージョンでこの問題を解決します。
タブのスリープ機能搭載へ
マイクロソフトは新たにスリープタブと呼ばれる機能を開発しています。これはブラウザタブをフリーズし、タブだけをスリープさせることが出来ます。
Googleは昨年ブラウザーのRAMを削減する方法として「フリーズタブ」と呼ばれる機能を導入しましたが、Microsoft Edgeは異なるアプローチを取っています。Chromeのタブフリーズとは異なり、Microsoft Edgeのスリーピングタブはより高度で、Windows 10やMacOSでメモリ消費量を削減するのに役立ちます。
この「スリープタブ」は実際にはタブを閉じません。理論的にはタブを休止し、一時停止、フリーズします。この機能をEdge Canaryで実験的なフラグとして有効にすると、アイドル状態のバックグラウンドタブを一時的にスリープします。
常に12を超えるタブを開いている場合、この機能はローエンドハードウェアでのWindows 10 PCのパフォーマンスを向上させる可能性があります。
スリープタイミングは調整可能
設定でバックグラウンドのタブのスリープについては時間を調整したり、オーディオ再生などの特性があるタブはスリープしないといったこと出来ます。またTwitterやニュースフィードなどの重要なタブについてはホワイトリストに登録することでフリーズさせないようにすることも出来るようです。
この機能は2020年内に正式版Microsoft Edgeでも実装予定です。
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