Google製品は、欧州のデジタル市場法(DMA)に対応するためにいくつかの変更が行われるかもしれません。将来のアップデートで、Android端末はもう少し他社製品フレンドリーになる可能性があります。
デジタル市場法とは
デジタル市場法は2022年11月から施行されているもので、デジタル市場における競争を促進し、消費者の選択肢を増やすことを目的としているものです。もしもこれに違反した場合、世界売上高の最大10%という高額な罰金が科せられる可能性があります。
GoogleはEU委員会からブラウザ、動画共有、検索、OSなど様々なカテゴリーでリストアップされています。
Googleが今取り組んでいること
Googleは今後アカウント連携を行ったデバイスに対して追加の同意をユーザーに求めることを計画しています。これは広告体験の最適化などのためにGoogleサービスとデータ共有をしてもよいかというような内容が含まれます。もし同意しなかった場合、Googleサービスが一部制限される可能性があります。
またAndroidデバイスでは、ユーザーがデフォルトの検索エンジンやブラウザーを選択できるようになる見込みです。これは端末をセットアップするときに、ユーザーが検索エンジンやブラウザーを選択する画面が表示されるようになる可能性が高いとのこと。
マイクロソフトも規制に対応中
マイクロソフトもDMAの対応に追われています。例えば、Windows 11からMicrosoft Edgeのアンインストールを可能にしたり、Windows 11の検索からBingを無効にしたり、Windows 11のウィジェットからニュースなどを無効にする機能が発表されています。
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