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「Xbox One S All Digital Edition」について思うこと。

先日5月7日よりXbox One S All Digital Editionが発売されました。

現行モデルのXbox One Sから光学式ディスクドライブを廃止したモデルで、ダウンロードゲームやアプリを楽しむことが出来るというモデルです。

 

Xbox One S All Digital Editionとは?

メモ

  • Xbox Oneで発売されたダウンロード版ゲームがプレイ可能。
  • Xbox One Sと同等の作り。
  • Xbox 360と初代Xboxの互換性のあるゲームタイトルがプレイ可能。
  • NetflixやAmazon プライムを初めとするアプリが動作、4K再生に対応。
  • マインクラフトとForza Horizon 3、1ヶ月ゴールドメンバーシップがバンドル。
  • ディスクドライブを廃止。

オールデジタルエディションの名前の通り、ディスクメディアを廃止したことで、すべてをインターネット経由で楽しむことが目的に設計されたXbox One Sです。

Xbox One Sは4Kゲームプレイこそ出来ませんが、アップコンバートによる4Kゲーム、及び4K動画コンテンツを楽しむことが出来ます。

 

Xbox One S All Digital Editionについて思うこと

この記事は筆者の個人的な見解です。

 

実験的な機種

Xbox One S All Digital Editionはマイクロソフトも「次世代機でディスクドライブを廃止するわけではない」と話しているとおり、「ディスクドライブを廃止したXboxはユーザーがどう捉えるのか」という実験的な機種です。

丁度ソニーがPSP後期に発売した「ディスクドライブを廃止したPSP GO」に似た機種といえるかもしれません。

おそらくマイクロソフト自身もそれほど売れると思っていないと思いますし、今後の展開に繋げるための社会実験のように思えます。

 

価格が割高

「Xbox One ゴールデンウィーク」の画像検索結果

Xbox One S All Digital Editionはディスクドライブを廃止しただけのXbox One Sです デザイン上の違いも全くないため、せめてサイズが小さくなっていれば多少は興味がある人もいたかも知れませんが、ディスクスロットがない事以外に違いはありません。

オリジナルのXbox One Sのセールスポイントの1つである「高価な4K Ultra HD Blu-Rayドライブ」を廃止した代償として5000円ほど価格が引き下げられていますが、Xbox One Sは定期的にセールで5000円オフになっており、実際にXbox One S All Digital Edition発売前日まで5000円オフのゴールデンウィークセールが行われてました。

そのためXbox One SディスクドライブありとXbox One Sディスクドライブなしがほぼ同価格で販売されていたことになります。

そのほかゲームソフトのバンドルは1つ前のForza Horizon 3とマインクラフトであり、海外版ではバンドルされていたSea of Thievesがなくなっていることも、割高感が否めないポイントと言えます。(最新作のForza Horizon 4がバンドルされていないのはXbox Game Passで遊んでね!ということだと思います)

このことから考えると、Xbox One S All Digital Editionは割高の言わざる得ません。

 

日本では存在意義が薄すぎる

マイクロソフトがAll Digital Editionを発売する理由は恐らく「Xboxゲームパスを中心にするため」です。 マイクロソフトは現在Xbox Game Passのプロモーションに非常に力を入れており、テレビCMはもちろん、Web番組であるInside XboxではXbox Game Passの新タイトル発表が目玉コンテンツの1つとなっています。

そんなXbox Game Passですが、日本では展開されていません。 そのため、All Digital Editionの使い方で一番想定されていると思われる「Xbox Game Passで快適なゲームライフ」という使い方は日本では出来ません。

そのほかにも4K動画再生は可能な物の、日本では「マイクロソフト 映画&テレビ」での4K Ultra HD動画販売が行われていないため、4K動画再生はNetflixとAmazonプライム、YouTube程度しか見ることが出来ないという問題もあります。

Microsoft 映画&テレビなんかで映画を買わないよ!という人のために追記。

海外ではMovie Anywhereというサービスがあり、iTunes、Google Play、Microsoft映画&テレビでどこで買っても、登録しているすべてのサービスで購入扱いになるというサービスがあります。 そのためどこのストアで買っても別のサービスで見ることが出来ます。 海外版ブルーレイなどを買うとMovie Anywhereのコードが付いているのを見たことがある人もいるかも知れません。

 

日本でも売ってくれたのは嬉しいんだけど…

 

初代Xbox Oneでは1年近く遅かったXbox Oneの販売ですが、近年は海外と同初が行われることも増えXbox One S All Digital Editionは海外と同時発売が実現しました。 Xbox One Xもまさかの日本同時販売でしたが、海外と同時販売をしてくれるのはユーザーとしては非常に嬉しいことです。

ただ、現状Xbox One S All Digital Editionの恩恵を受けられるほど日本国内ではXboxのデジタルサービスが展開されていません。

デジタルダウンロード版が他機種よりセールで安く買いやすかったり、Xboxでしかコンソール版が発売されていないゲームをプレイするなど、使い方次第ではXbox One S All Digital Editionも意味のあるゲーム機になるかもしれませんが、Xbox Oneの価値を知っている人ならXbox Oneを持っているはずであり、現状Xbox One Sと比べて割安感の薄いAll Digital Editionに価値を見いだせる人はかなり少ないと思います。

安さ、コンパクト、機能のいずれかで何かしら特徴があればよかったのですけどね。

むしろXbox One S All Digital Editionを買った人がいらっしゃったら理由を聞かせてください!お願いします。

//www.youtube.com/watch?v=MiQ2nAQG7Mk
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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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