Microsoft Band 2、機能的には凄く気に入っていたんですが、1つ大きな欠点があるのです。
バンドが割れていくということ
Microsoft Bandは薄いシリコンのバンドで出来ているのですが、曲がっているデザインと、充電などの取り外し時の曲げ伸ばしで徐々に負荷がかかり、バンドにヒビが入り、ポロポロと割れていきます。しかもこれ交換型ではなく一体型なので一度割れると本体ごと修理に出すしかありません。この時点で海外のフォーラムでMicrosoft Band 2に関する同様の症状を調べた所、これも結構多い問題だったらしく米Microsoftは保証期間内であれば無料修理してくれるということだったのですが、修理はもちろん日本では受け付けておらず、私もアメリカに行く予定がないので流石に修理に出すことは出来ません。
ちなみにバンドが割れたと言う報告は国内でも下記のブログ等で書かれてます。
そこで「Microsoft Band 3」までの応急処置として1カ所くらいなら・・・と瞬間接着剤で止めたのですが、これが大失敗でした。
バンドが固まったと思い2日後くらいから使用を再開したのですが接着剤が茶色く変色し見栄えは最悪、さらに普通に取れるという酷い状態でした。
なんどか繰り返し使っていたのですがこの「バンドが割れる問題」がマイクロソフトも解消できずMicrosoft StoreからMicrosoft Band2が消え、後継機Microsoft Band 3の開発中止を発表。 バンドは日に日にボロボロになり私も諦めて封印し、Android WearやMi Band2といった他のデバイスで代用するようになっていたのですが…
久しぶりにMicrosoft Band 2のフォーラムを覗くと直す方法があると紹介されていたので試してみましたよ!
とここでボロボロの修理前の私のMS BAND2をご紹介しましょう。
超ボロボロなMicrosoft Band 2
カーブの部分はすべて亀裂が入ってます。
ディスプレイ付近の所は特に酷く金属がむき出しに。
バンドの中にはコードがむき出しになっているところもありました。
でもきちんと動作してます。 Microsoft Band 2すげー!と思う反面もっと丈夫に作ってよ!と思いました。
正直ここまでボロボロなMS Band2もめずらしいのではないかという状態です。
修理してみるよ!
今回修理に辺り使ったのはこちら「Sugru」!
なんじゃそれっと思った方が殆どではないかと思います。
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Sugruはシリコンゴムで、素手で粘土のように丸めてひっつけ、24時間で固まるという面白い製品。
形は様々な形に自由に作ることが出来、アルミや鉄、セラミック、ガラス、木、アクリルなど多くの素材にくっつきます。
一度乾けば弾力性のある高い強度になり、ぬれても殆ど劣化しないそうです。
使い方を簡単に説明すると
1.手を綺麗に!
2.点線に沿ってはさみで開ける
3.手でころがしてSUGRUを丸くしてね
4.取り付けたい部分に付けてね(30分以内!)
5.手を綺麗にしてね
6.24時間置いておく
という作業になります。 指が真っ黒になりますが、後で手を良く洗いましょう。また作業場所もチラシか新聞紙を引いておいた方が良いかもしれません。 テーブルが汚れる可能性があります。
完成!
少しちぎっては貼ってを繰り返しSugru2パック使ってなんとか完成。
表からまずは貼っていき、裏にも割れないように貼ってSugruでコーティングしています。
最終的に出来るだけ亀裂が入らないように指でならし作業を長いことしてみましたが、大体1時間くらいで作業完了。
粘土で遊んで見るみたいで結構楽しかったです。
固まった後の写真。
元通りとはいかず、手作り感がちょっと出てしまいましたがぱっと見それほど問題がない外見ですし、元のシリコンと色味も近く気になりません。
本当は1カ所など小さなひび割れてあればもっと自然に直せたんでしょうけど、今回はほぼ全ての部分にSugruを使うという状況だったのでここまで直っただけでもかなり満足です。シリコンなのでちゃんとある程度弾力性があり、取り外しもオリジナルと違いなく行うことが出来ます。ただカーブ部分がなかなかくっつかず、多めにSugruを使ったので以前より明らかに重くなってしまいました。 これはトレーニングだと思って我慢することにしたいと思います。
シリコン素材の物を直すときはSugru、覚えておきたいですね。
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