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Microsoft、Xbox向けVRソリューションの開発中止。

Xbox One XがまだProject Scorpioと呼ばれていた頃、ゲーマーの関心はマイクロソフトがどのようにPlaystation VRと競合するVRヘッドセットをリリースするのかという物でした。 Project Scorpioの時点ではVR対応は予定されており、実際に公式サイトでも記載がありましたが、Xbox One Xの発表前に記載が削除され、VR対応が見直されました。

 

普及の予想が立たない

cnetによると、実際にマイクロソフトはPSVR同様Oculus RiftやHTC Viveよりも低い性能をターゲットとした独自のVRヘッドセットを開発していたとのこと。 (PSVRは片目の解像度は960x1080、Oculus Riftは1080x1200となっています)

マイクロソフトは、VRヘッドセットのワイヤレス化を目指して開発を進めていましたが、ワイヤレス化するためには現状では高額になってしまい、一般家庭向けには厳しいという結論になったようです。

もちろんマイクロソフトはVRに興味がないわけではありません。 マイクロソフトはXboxだけを所有するプラットフォームホルダーではなく、Windowsのプラットフォームホルダーでもあります。

 

マイクロソフトがVRへの取り組みをやめたわけではない

Windowsのプラットフォーム向けにはWindows Mixed Realityが提供されており、「Halo Recruit」を初めとするいくつかのタイトルが用意されているほか、Steam VRのゲームコンテンツもプレイすることが出来ます。(余談としてはWindows Mixed Realityの売上は失敗とされており、事実Steam VRでのシェアは0.04%と非常に低い物です。 これもXbox VRの開発中止の原因ではないかと言われています)

他にもOculus RiftとXboxは提携しており、Oculus RiftにはXboxワイヤレスコントローラーがバンドルされた状態で出荷されています。

 

恐らくVRヘッドセットは現状一般家庭に普及できるようにするにはまだ時間がかかる物と思われます。 価格や配線、セットアップの手軽さといった問題がクリアされて初めて一般向けのプロダクトになったといえるかもしれませんね。

 

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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