ゲーム実況・配信サービスでは現在「Twitch」が1強であり、その後はYouTube Liveなどのサービスが後を続きますが多くの配信者・視聴者はゲーム実況はTwitchで楽しんでいます。
しかし人気配信者Ninjaが今回TwitchからMixerへ配信の場所を移すと発表し大きな話題となっています。
ストリーミングサービスの現在の規模
現在のビデオストリーミングサービスは、AmazonとGoogleがマイクロソフトの最大のライバルです。 TwitchとYouTubeがほぼ市場の全てを支配しており、Mixerは本当に小さな存在です。(日本国内ではニコ生やOpenRecのような配信サイトも一定の人気があります)
Twitchは配信サービスのリーダーであり、Streamlabsによると2019年第2四半期だけで30億時間の視聴時間があったとのこと。
Mixerは業界3位のポジションでありながらも成長を続けています。 Mixerの視聴時間は前年比約357パーセント増加しており、2018年第2四半期の視聴時間は3700万視聴時間にたいし、2019年第2四半期は約1億2000万視聴時間を達成しています。
他にもFacebookやTwitterなど様々なプラットフォームがありますが、MixerはXboxプラットフォームと統合された独自の地位を築いています。 MixerはWindows10とXbox Oneで配信することが出来る最も簡単なプラットフォームだからです。
なぜNinjaが、なぜ今?
ゲーム配信者で最も人気の人物の一人であるNinjaは、TIME紙の最も影響力のある人トップ100に選ばれるなど多くの人を引きつける力があります。 そんなNinjaが今回TwitchからMixerに移籍を発表したのは非常に大きなニュースです。
ゲーム配信は成長を続けているコンテンツですが、フォートナイトブームの失速もありTwitchは今年初めて視聴者数の減少を発表しました。 Ninjaはフォートナイトのストリーミング配信で知られていることを考えると、マイクロソフトとの良好な契約を行うことで、ブームが去ったときに彼の利益を失わないための方法なのかもしれません。
ストリーミングがピークを迎えようとしているのであれば(実際にはそうではないと思われますが)Twitchでオーディエンスを稼ぐよりも、パートナーから利益を貰う方がずっと安定して利益を得ることが出来るでしょう。
しかし実際のところもしもゲーム配信が縮小しつつあるのであれば、マイクロソフトは長期的にどのように利益をえるつもりなのでしょうか。
Ninjaのプレスリリースの中で、彼は彼自身のゲームのルーツとHaloについて言及していました。 マイクロソフトがSteamでも展開する「ヘイロー:マスターチーフコレクション」と「ヘイロー:インフィニット」のマーケティングに彼が協力すれば、マイクロソフトは再びヘイローを復活させることができるかもしれません。
Mixerの本気はこれから!?
マイクロソフトはゲーム配信プラットフォームに真剣に取り組んでいるかどうかは多くの人が疑問に持っており、私自身もその一人でした。 しかしNinjaとのパートナーシップのニュースを見ればマイクロソフトがまだこの分野を諦めている訳ではないことは明らかです。
視聴者向けの機能が今ひとつなところもあるMixerですが、今後さらなる成長によりマイクロソフトのゲーム事業を支える存在になるかも知れません。
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