HALO:マスターチーフコレクション最新アップデート進捗報告！殆ど作り直しに！？ -HALO WAYPOINTにて。

343 Industriesは今春頃に計画している「HALO:マスターチーフコレクション」の最新アップデートプロジェクトのステータスを報告しています。

※例によって長文かつ専門的な用語が多くいつも以上に誤植や誤訳が多数ある可能性があります。　詳しくは公式サイト（英語）をご覧下さい。

HALO:TMCCとは？

HALO：ザ・マスターチーフコレクションはXbox Oneで2014年に発売されたHALOのコレクションタイトル。

「HALO:Combat Evolved」「HALO Anniversary」「HALO2」「HALO2:Anniversary」「HALO3」「HALO3:ODST」「HALO4」のシングルプレイヤーとマルチプレイヤーを遊ぶことが出来るタイトルでした。

このタイトルはリリース直後から深刻な不具合を抱えていたタイトルで、特に発売時にマルチプレイヤーのマッチングが機能していない不具合は多くのユーザーをがっかりさせた物でした。

現在は数回のアップデートの後、マッチングは（一応）するようになったのですが2018年さらなるアップデートが予定されています。

新たなるスタート

最新のマスターチーフコレクションアップデートプロジェクトでは、透明性と誠実さ、そして一貫性の元にファンとの新たな関係を育むことを目指しているとのこと。　　透明性は必ずしも簡単なことではなく、誰もが好む答えだけではなく、時にはつらい決断も公開しなくてはならないかもしれないことを意味しています。

HALO:マスターチーフコレクションは道を誤ったかもしれませんが、できるだけ温かい目で前向きな意見をフィードバックして欲しいとのこと。　過去を元に戻すことは出来ないため、343 Industriesはこのアップデートを過去、現在、未来のHALOファンの究極の体験を提供するためのブランドの新しい機会として開発に焦点を当てています。

分担作業

343 Industriesの小さいながらも経験豊富なマスターチーフコレクションチームは現在エンジニア、デザイナー、リードテスターたちがアップデートの作業を進めています。

この開発チームは次のHALO FPSタイトル(HALO6?)に取り組んでいる大きな343の開発チームから完全に別のチームです。　大きなゲーム開発チームが将来に集中できるように、リソースは分断されています。

支援を必要とします

レガシーストライクフォースチームが担当しているマスターチーフコレクションアップデートプロジェクトはとても野心的なプロジェクトです。

古いシステムのたくさんのバグを修正し、視覚効果を追加、プレイリストを改善、そしていくつもの行われるべき改善がたくさんあります。

担当している経験豊富な小さなチームは実機テストのための開発に取り組んでいますが、現在まだ実行できる状態ではありません。

今後目標達成のためにプロジェクトを通してパートナーと開発目標を達成するための計画があります。

一緒に目的を達成しよう

この関係でキーパートナーはあなた、我々HALOファンコミュニティです。　第1に、既にあなたたちはバグレポートや機能改善の要求、フィードバックに関するたくさんの意見を持っています。　この情報は343 Industriesの内部データベースに既に多くの意見が伝えられており、プロジェクトの優先順位や開発計画を決める貴重な存在となっています。

開発中のビルドについては、フライティングプログラムを使って配信されます。　これは343 Industriesにとっては新たな試みですが、Xbox Insiderの皆さんならよく知っていることです。

このプログラムで提供されるのは開発中のもので実際に公開されるアップデートとは別のものです。

現在の予定では新しいプログラムをInsiderに少しずつ配信するとのことです。　リリース当初は非常に小さなアップデートを行う予定です。　Insiderチームが早期テストに参加し、フライトリングのセットアップを行うことが出来ます。　今後プロジェクトの開発が進行すると、最終的にHALOコミュニティのメンバーでよりオープンなメンバーが参加出来るようになる予定です。

なお今のところ実際のフライティングテストの第1フェーズの日程は決まっていません。

準備する

最後に343 Industriesの開発チームはいくつかの情報を公開します。

343 Industriesのレガシーチームのテクニカルディレクター、グレッグヘルマン、アンドリュースチニケルはMCCの時代遅れ名システムとサービス、テクノロジーの更新に励みました。

マッチメイキングAPIの改善

2014年11月にリリースされて以来、Xbox Liveのマッチング機能は改善や変更がありました。　グレッグとアンドリューはこれらを取り入れ、最新かつ最高のマッチメイキングAPIをMCCに更新しました。　これは何を意味するのでしょうか？

「これは信頼性と大きな改善に繋がる」グレッグレルマンは次のように説明しています。「古いシステムは時々ホストが消え、クライアントとマッチングサービスを失ってしまう時代遅れなシステムを使っていました」

グレッグは古いシステムではソフトウェアがどのように誰に接続されていたのかが複雑だった･･･が今回のアップデートで信頼性のあるパーティシステムが実現するとのこと。

今回のアップデートで実現するマッチングシステム、ホストに関しては今までよりも遙かに確実に動作するとのことです。

XDK プラットフォームアップデート

基盤となるプラットフォームのXDK/APIは最高のマッチングシステムを実現するために、ゲームエンジンを含めこの更新プロセスを行う必要がありました。

そう、このゲームのゲームエンジンは8つ別々のものがあります･･･ H1 Classic、H1 Anniversary、H2 Classic、H2 Anniversary、H3、H3 ODST、H4、H2A MP。

アンドリューはこの更新が何を意味するかを次のように説明しました。

「XDKアップデートでこの作品にもたらす大きな影響の1つは私たちは高解像度や視覚効果の改善と言ったXbox One X Enhancedをサポートできるようになることです。　またフレンドやプレゼンスの多くの管理を簡略化できる”ソーシャルマネージャー”がプラットフォームで利用できるようになります。　またこのプログラムによってカスタムゲームセッションの閲覧、XboxアリーナやMixerのような今後試してみたいものについても利用できる可能性があります」

グレッグによると8つのすべてのゲームエンジンのアップデートが完全に完了したとき、マスターチーフコレクションは完全に再ダウンロードが必要になるとのこと。　これはシェーダーの再コンパイル、テクスチャーのリチリングなども含まれています。　再ダウンロードは間違いなく価値がある物です。

アプリを作り直します

オリジナルのマスターチーフコレクションは統一されたUIからゲームを選択して起動することで、8つのゲームエンジンから1つが起動し、実行後ソフトウェアが内部で完全に再起動されました。　これこそがマスターチーフコレクションの持って行った根本的な課題の1つです。

従って今回のアップデートで更新されることは何を意味するのでしょうか？　グレッグが再び答えています。

「今回全体ではなく、プロセス単位で再起動を行います。　私たちはDLLをアンロードしゲームを綺麗にシャットダウンします。　これはネットワークセクションがブレークダウンする可能性を減らします。　また遙かに高速なゲーム切り替え、全体的なUIの一貫性に気づくでしょう。　それはマルチプレイでセッション終了後に再びプレイすることも容易になります」

P2P問題

グレッグとアンドリューの最後の項目はネットワークコードのかなり重要な全体の作り直しです。　XboxプラットフォームはNATトエアバーサルをベースラインメカニズムとネットワーク暗号化を提供していますが、実際には常にインターネットのエコシステムは上手くサポートされているわけではありません。　プロバイダーやファイアーウォールなどの環境によって接続が不安定になることがいくつも報告されています。

これはXboxのインフラの問題だけではなく、NATの問題もありますが、今回はこれらの問題を回避しリレーを追加できる多くの改善と新たなコードベースにアップデートしました。　プレイヤーにとってこれは何を意味するのでしょうか？　グレッグが説明します。

「我々はあなたのNATの設定に関係なくUDPパケット中継サーバへパケット出来るようにしました。　これにより”この人とは参加出来ない”問題が改善されます」

「オリジナルのマスターチーフコレクションでは不具合により、デディケイテッドサーバが上手く機能せずP2Pを使っていましたが、現在デディケイテッドサーバがすべてのゲームで使われるように移行作業を行っています」