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『Snapdragon X Elite PC』はゲーム用ではないが、Baldur's Gate 3を印象的に実行できる。

Baldur's Gate 3

2024年はWindows PC業界に大きな変化が起こる年です。AI用NPUを搭載したPCが普及する可能性があるだけではなく、ARMプロセッサで高いパフォーマンスを誇るSnapdragon X Eliteもリリースされます。最新のデモでは、x64エミュレーションで十分に強力なパフォーマンスを実現していることを明らかにしています。

バルダーズゲート3が快適に動作

DnapdragonのInsiderであるArthurは、1080pのラップトップPCでBaldur's Gate 3が30FPSで動作する様子を撮影しました。特別優れたパフォーマンスではないと考える方もいるかもしれませんが、ARMに最適化されていない最新の高負担なプログラムが、実用レベルで実行できているのは非常に興味深いことです。

ARM版Windows 11でゲームを動かすには3つの選択肢があります。

  • ARM上でネイティブに動作するようにゲームを開発し、移植する。(最高のパフォーマンスを実現)
  • ARM64ECを使用してハイブリッドアプリを作成し、WindowsとQualcommのドライバはネイティブで実行されるが、一部はエミュレーションされる。(ネイティブに近いパフォーマンスを実現)
  • ARM向けにまったく最適化せず、エミュレーターで実行する。(ネイティブほど効率的ではないが、X64のアプリが動作する)

この回の動画は、エミュレーションで動いているものと思われます。理想としてはネイティブで動作したほうがパフォーマンスを引き出すことが出来ますが、現実的ではありません。

ARM搭載Windows、今度こそ選択肢に入れるべきかも

Snapdragon X Elite PCはゲーミングPCではないにも関わらずこれほど実用的なパフォーマンスを持っているのは興味深いことです。Baldur's Gate 3のようなタイトルが動作すると言うことは、チップのパワーそしてエミュレーションが十分に実用的であることを示しています。

将来的にリリースされる可能性が高いSurface Pro 10やその他のARM PCで、いくつかのゲームがプレイできることが期待されます。

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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