先日Nintendo Switch 2が発表され、新たなサービスとして”Game Chat(ゲームチャット)”が発表されました。この機能はオンラインでもまるでオフラインで一緒にプレイしているような感覚を楽しめるように、ゲームをしながらビデオチャットやゲーム画面の共有が楽しめるというものです。
しかし2013年のXbox Oneでも近い機能が実装されていたのを覚えていますか?
Xbox Oneの夢見た世界
Xbox Oneは”オールインワンエンターテインメント”を目指して開発された2013年のゲーム機です。このゲーム機は当初ゲームハードとしての純粋な性能向上だけでなく、それ以外の機能やサービスも充実させ、様々なエンターテインメントをテレビと統合させるようなコンセプトがありました。
Xbox Oneはスナップと呼ばれる機能により、アプリを表示しながらゲームをプレイする機能が搭載されており、これを使うことでSkypeでビデオチャットをしながらゲームをすることも可能でした。これにより、遠くの家庭やフレンドともビデオチャットをしながらゲームをすることが出来たり、YouTubeなどの他のアプリを見ながらゲーム、インターネットなどを楽しむことが出来ました。
Nintendo Switch 2では本体内蔵マイクとAIによってテレビから離れていてもスムーズに通話が出来るというコンセプトとなっていましたが、Xbox Oneでも同様にKinect 2の内蔵マイクによってヘッドセットなしで通話出来るという機能もありました。
残念ながらこういった機能は後にゲームにリソースを振るためにアップデートで撤廃されましたが、このコンセプトは現代でも通用するようなユニークなものだったかもしれません。
現在はDiscordが利用可能
Xbox One、Xbox Series X|Sでは現在はDiscordをサポートしており、Discordでの音声通話や画面共有が可能となっています。これらの機能ももちろん素晴らしいものですが、初期のXbox Oneほどのマルチタスク機能は備えているわけではありません。なおXbox One初期のスナップ機能については以前復活する可能性は低いと開発者によって語られています。
しかしNintendo Switch 2のGame Chat機能がヒットすれば、もしかするとXboxでも類似機能という形でゲームをしながらのビデオチャット機能が復活するかもしれません。
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