
まもなく『ROG Xbox Ally X』および『ROG Xbox Ally』が発売される予定で、ROG Xbox Allyの方が89800円、ROG Xbox Ally Xの方が139800円で日本国内でも10月16日に発売される予定です。このモデルは従来から展開されているASUSの『ROG Ally』シリーズとマイクロソフト『Xboxブランド』のコラボレーションモデルとなっていますが、従来のROG Allyとは一体どう違うのでしょうか。現在発表されるスペック、特徴などを元に比較してみました。
主な違い
ASUS ROG AllyとASUS ROG Xbox Allyの違いをまとめてみました。
プロセッサ:AMD Ryzen AI Z2 Extremeを搭載
ROG Xbox Allyでは新しいAMD Ryzen AI Z2 Extremeが搭載されています。これは内部スペック的な唯一にして最大の変更点と言えます。事前のベンチマーク情報では、かつて人気を博したデスクトップ向けGPU『GTX 1650』に迫る性能と言われており、多くのゲームが動作するものと思われます。
ROG Xbox Ally Xに搭載されたプロセッサ、Ryzen AI Z2 Extremeは最新のZen 5アーキテクチャを採用した8コア/16スレッド更生で、RDNA 3.5ベースの16コアGPU、Copilot+ PCの要件も満たす性能となっています。
ROG Xbox AllyはRyzen Z2 Aを搭載し、Zen2ベースの4コア/8スレッド、RDNA2ベースの8コアGPUを搭載しています。
基本性能はROG Xbox Ally XとROG Ally Xの違いはわずか。正し強化されたAI機能が2026年に実装される予定で、アップスケーリングなどには大きな差が生まれる可能性あり。
カスタマイズされたUI

ASUS ROG Ally XはWindows 11をベースとし、ASUSが設計した独自カスタマイズランチャーArmory Crateを搭載しています。一方でASUS Xbox ROG Ally XはArmory Crateに加えて、Xboxフルスクリーンエクスペリエンスと呼ばれる新しいUIを搭載。Xbox Game Passとも統合されました。
このXboxフルスクリーンエクスペリエンスは、名前からするとユーザーインターフェイスのみ変更するものに聞こえるかもしれませんが、実際には異なります。Windows 11のフル機能ではなく、ゲーム向けの機能のみを実行するモードで、PCのパフォーマンスを押さえゲーム向けにチューニングされた状態でプレイ出来ます。なおXboxゲームだけでなく、SteamやGOGなど他社のストアのゲームも対応しています。
Xboxらしいハードウェア

『ASUS ROG Ally』では、ROGらしいゲーミングPCのようなデザインを採用していました。しかし今回『ASUS ROG Xbox Ally』では、マイクロソフトと共同開発したことで、Xboxコントローラーに近いボタン配置やグリップを搭載。さらに『ASUS ROG Xbox Ally X』ではトリガー内にも振動が入ったインパルストリガーを採用。より立体感のある振動を実現しています。
まとめ

大きな違いとしては、カスタマイズされたUIとOS、Xboxコントローラーライクなグリップ感のあるボディ、そして将来のAI機能の強化が特徴となります。従来の『ROG Ally X』と基本性能は大きく変わりませんが、NPUによるAI機能の強化でどこまで差がでるのか、2026年のアップデートが楽しみですね。ROG Xbox Allyを販売している場所についてはこちらでまとめています、購入を検討されている方は参考までにどうぞ。
