昨年の秋、Google Stadiaよりも前にマイクロソフトはクラウドストリーミングの新しいサービスProject xCloudを発表しました。 Xboxの知名度が低い日本ではあまり注目を集めていませんが、マイクロソフトはゲーマーが望む機能を備えたクラウドゲーミングを作るべく、非常に長い時間研究を続けてきました。
今回Project xCloudのゲーマーと開発者向けの向けに公開された新情報をご紹介します。
Project xCloudとは?
Project xCloudはほかのクラウドゲーミングサービスと同じく「いつでもどこでも素晴らしいゲームをプレイ出来るようにすること」を目的としたサービスです。
マイクロソフトのサービスの特徴は、シームレスな互換性です。 開発者は既存のゲーム、開発中のゲーム、将来のゲームでの対応をサポートし、開発者ができるだけかんたんに、自分のゲームをすべてのゲーマーに提供できるようにしたいとのこと。
Project xCloudのパワー
開発者にとってシームレスな互換性とゲーマーにとっての新しいゲーム体験は、Xbox本体と共通コーポーネントセットを組み合わせた世界中のAzureデータセンターによってもたらされます。 北米、アジア、ヨーロッパの主要なゲームデータセンターにProject xCloudブレードをデプロイしています。 カプコンやParadox Interactiveなどの大手グローバル開発チームは新しいプラットフォームに移植することなく、Project xCloudから直接ゲームを簡単にテストすることが出来ます。 世界中のAzureリージョンでゲーマーをサポートするというマイクロソフトの究極の目標は、まだ始まったばかりです。
現在Xbox Oneは3世代素晴らしいゲームをプレイ出来ます。 つまりProject xCloudは開発者がプログラムを書き換えたり修正する必要がなく、3500以上のゲームタイトルが既にストリーミングする技術的なポテンシャルを持っています。 言い換えれば、開発者はXboxで過去に発売したゲームを個別に更新することなく、大幅に多くのデバイスでリリースし直すことが出来ます。
開発者が自分のタイトルのXbox Oneバージョンをアップデートすると、その追加アップデートは自動的にProject xCloudのすべてのバージョンに適用されます。
現在Xbox One用に開発中のゲームは1900以上のタイトルがあり、これらはすべてProject xCloud上で実行することが出来ます。 かれらのゲームを開発する開発者は通常通りの開発作業を進めると、マイクロソフトはより多くのプレイヤーにアクセスするための作業を行います。
最新のXDK
マイクロソフトは最近ストリーミングをより強固にサポートするために、標準のXbox開発キット(XDK)に新しいストリーミング用の機能を追加しました。 APIの1つは、クラウドゲームでプレイした場合に利用する”IsStreaming API"とよばれるものです。 これはストリーミング体験を向上させるためのもので、例えばHDディスプレイ用に小さな文字を大量に使っているゲームはスマホで文字表示をするとフォントが小さく表示されますが、その問題を修正したり、1台のサーバーでマルチプレイヤーの対戦をホストしたり出来ます。
プレイヤーがプレイする様々な方法に合わせて、開発者は自分のゲームを調整出来るように方法を模索し続けています。
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Project xCloud: More for Gamers and Developers - Xbox Wire
Last fall, we pulled back the curtain on Project xCloud – ou ...
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