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PCゲームストア戦争、Microsoftはどう動くのか。

最近フォートナイトで知られるEpic Gamesはパブリッシャーに優しいオンラインゲームストアを発表しました。 このストアでは開発者に88%の売り上げを提供します。 近年Steamの売り上げ分配については多くのゲーム会社が批判しており、今年発売された多くの大作ゲームがSteamでは販売されなくなりました。

バトルフィールドVなどはEAが運営するOrigin、フォートナイトはEpic Games Store、コールオブデューティBO4はBattle.netで販売されています。

しばらくの間SteamはPCゲームの事実上の支配者でしたが、現在は大作ゲームに関してはSteam以外で配信するのが一般的になりつつあります。

そんな中Microsoftは自社のPCゲームストア、Microsoft Storeでの販売を縮小しているようです。 Windowsプラットフォームの所有者であるMicrosoftは明らかに有利な立場ですが、今後どうなっていくのでしょうか。

 

今のMicrosoft Store

わかりづらいですが、Windows10のストアはMicrosoft Storeです。 古くはWindows Phone7からWindows8.1、そしてWindows10の初期まではWindows Storeと呼ばれましたが、デバイスを販売するWebサイトとブランドを統一し、現在はMicrosoft Storeと呼ばれています。(ブランド名をかなりの頻度で変更しているMicrosoftなら、また名前を変えるかも知れません)

 

Microsoft StoreではWindowsのアプリ、ゲーム、デバイス、映画やテレビ番組が販売されています。

Microsoft StoreはPCゲーマーも意識しており、最大の特徴はXbox Oneと共有されたエコシステムXbox Play Anywhereで同じゲームをXboxとPCどちらでも遊ぶことが出来るというものです。

ストアではForza Horizon 4やGears of War 4を初めとしたマイクロソフトのゲームタイトルが独占的に販売されていますが、サードパーティタイトルはまだまだMicrosoft Storeでは多くは展開されていません。

 

将来はどうなるのか

「xcloud」の画像検索結果

EpicやSteamのビデオゲームの販売はWin32で使われる.exeファイルとしてパッケージ化されていますが、マイクロソフトはUWPコンテナを利用した.appxファイルとして配布しています。

.appxはMicrosoft Storeだけのパッケージですが、DRMやセキュリティでの利点があります。

マイクロソフトはPCゲームストア向けストアの改善する意向は表明しており、Xbox Game PassはPCゲームも提供するようになる予定です。 今のところMicrosoft Storeはサードパーティのゲームタイトルのサポートが貧弱ですが、Xbox Play Anywhereへの対応が強化されれば、Xbox Game PassがPCでも浸透するようになるかも知れません。

またマイクロソフトは異なるアプローチのゲーム提供を模索しており、Project xCloudによるインターネットストリーミングゲームも提供される予定です。 これはインターネット経由でコンソール品質のゲームがプレイ出来るため、インストールの必要性もなく、またパソコンの性能も必要とされません。

そのほかにもMicrosoft StoreゲームでのMODのサポートなども検討されており、今後まだMicrosoft Storeを利用していないPCゲーマーにも振り向いてもらえるようなストアになるかも知れません。

Steam, Discord, Epic: Where do the Windows PC gaming store wars leave Microsoft? | Windows Central
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More and more companies want a piece of Steam's lucrative PC ...

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Microsoft Storeについて今思ってること

Microsoft StoreはWindows10のメインストアであるにもかかわらず、Windows10ユーザーであっても利用しない人も非常に多いストアです。

というのもWindows向けアプリはSteamなどの他のストアからも入手することが出来、Microsoft Storeで販売されているアプリやゲームのラインナップの少なさを考えると他のストアを選択するのも合理的な判断と言えます。

しかし一方で、他のストアへのログインや特別な設定なしに簡単に利用できるMicrosoft Storeは利用すれば便利な部分も多いためゲームに限らずより多くのアプリが配信されれば良いなと思っています。

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「Games for Windows Live」で独占タイトルを多く掲げてPCゲーム業界に殴り込みを失敗し、酷い体験をさせられた時代もあったためマイクロソフトがサードパーティのPCゲームで独占タイトルを多く獲得することはないかも知れませんが、マイクロソフトは次世代のゲームプラットフォームに向けて様々な投資を進めています。

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特に最近のObsidianやInxileの買収などPCゲームを中心としたゲーム開発会社の買収を見ても、PCゲーム業界への興味をマイクロソフトが失ったわけではなさそうです。

今後Xbox Oneだけでなく、スマートフォン、そしてパソコンを巻き込んだ新しいマイクロソフトの戦略がどのようなものになるかはまだまだはっきりとはわかりませんが、次のE3 2019では詳細が発表されることを期待したいところですね

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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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