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次世代ゲームビジネスではマイクロソフトの敵はGoogleになるかも。

Windows Centralで興味深い記事があがっていたのでご紹介します。

元記事は次の記事です。

With Google lurking, gaming has never been more critical to Microsoft | Windows Central
With Google lurking, gaming has never been more critical to Microsoft | Windows Central

With Google lurking in the wings, Microsoft's gaming divisio ...

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MSの最大の敵はGoogle

現在ソフトウェアの業界ではAndroidはWindowsに匹敵するエコシステムとして爆発的に成長しています。 Google Play Storeはモバイルデバイスで支配的な役割を果たし、Windowsはビジネスなどの限られた用途で使われるデバイスとなりつつあります。

海外ではパソコン市場に置いても格安で安定したChrome Bookのノートパソコンが人気を収めており、Androidアプリを動かすことが出来る点で人気となっています。 Chrome OSは基本的にWebアプリケーションを使いますが、Androidアプリも使えるためカジュアルなコンピューティング用途ではWindowsよりも優れた選択となる問題があります。 またWindows環境に置いてもChromeは圧倒的な人気となっており、MicrosoftにとってGoogleは現在最大の敵となっています。

Chrome OSの欠点はなくなりつつある

Chrome OSはビデオ編集などの強力なクリエイティブアプリが欠けている点に加え、Windowsユーザーが好むゲーマー向けのゲームアプリケーションがないことが欠点としてあげられます。 Windowsの広大な遺産はマイクロソフトの強みであり、何十年にもわたる様々なハードウェアで動作したゲームの多くを互換で遊ぶことが出来ます。 低スペックなパソコンを使っている場合でも、Android端末やChromeBookよりも優れた品質のゲームがプレイ出来ることもありました。 しかしGoogleはこの状況を変えようとしています。

GoogleはクラウドゲーミングサービスProject Streamを発表しました。 これはChrome OSや格安Chrome BookでAAA品質のコアゲームを提供するサービスです。 ベータ版はアメリカで実施され、最新作アサシンクリードオデッセイを1080p/60fpsでプレイすることが出来ます。

GoogleはAndroidで一般的なCandy CrushなどのPay2Winタイトルではなく、安価で本格的なゲームを提供するためのストリーミングのクラウドゲーミングを提供することが出来れば、Windowsを使う理由はなくなります。

次世代ストリーミング戦争

パワフルなローカルハードウェアマシンは衰退しているわけではありませんが、新しい消費者のための戦いはストリーミング上で行われます。 1500ドルのゲーミングPCやゲーム機を購入しないカジュアルなモバイルゲーマーは、コアゲーマー向けの本格的なタイトルをAndroidやiOSでどこでもアクセス出来るようになります。 これにより、より多くの人が本格的なゲームに触れる機会が増えるようになります。

ソニーはPlaystation Nowを提供しており、GoogleはProject Streamを用意しています。 Amazonも同様のサービスを準備しているといわれています。 マイクロソフトは既に携帯電話やその他のデバイスに対してコンソール品質のゲームストリーミングの提供を準備していることをE3 2018で明らかにしました。 最近ではマイクロソフトは2019年初旬にもストリーミングサービスを発表するのではないかという噂も出ています。 そのため11月のXbox Oneのイベントで発表されることが期待されています。

マイクロソフトはゲーム分野ではGoogleやAmazonよりもリードした立場ではありますが、スマートフォン、タブレット、Cortana、Skypeなど現在競合サービスに押されている物もあります。

 

GoogleとAmazonはあらゆる弱点を利用する

マイクロソフトは競合他社の市場へ柔軟に対応することで、サービスの利用者を増やす戦略を行っていますが、AmazonとGoogleは競合へのサービス提供に積極的ではありません。

クラウドゲーミングを提供する会社の多くがモバイル市場を目指して収益化を行うことを熱望しています。

現在GoogleはUBISOFTと契約を結んでおり、競合他社にUBISOFTのゲームが提供されない可能性もあります。

AmazonはTwitchを買収したことで、Twitchと提携したサービスの提供や、AAAタイトルを開発できるゲームスタジオも既に傘下に収めており、独占タイトルの開発を進めている物とみられています。

このすべての戦いの背後には現在ゲーマーの最大のフレンドリストとなりつつあるサービスDiscordもあります。 Discordは最大のゲームソーシャルネットワークで、SkypeやXbox Liveを超えたコミュニティ構成に成功しています。 いずれクラウドゲーミングもDiscordとの提携で、ストリーミングゲームを追加しながらそれぞれの機能のギャップを減らす物とみられます。

マイクロソフトはSkypeやXbox Liveがありますが、将来的にAmazonやGoogleとの戦いはマイクロソフトにとってかなり厳しい物となる可能性があります。

タイミングが全て

マイクロソフトは既に頭角を現しつつありますが、次の市場が始まった後マイクロソフトは素早く行動する必要があります。

マイクロソフトはゲームストリーミングのMixerを買収し、将来的により多くのゲームポートフォリオを投資するために多くのスタジオを買収しました。 Xbox LiveやSkypeは現在コミュニティツールとしてモバイルデバイスでの人気は非常に弱く、Googleにとってこの弱点は利用される可能性はあります。

ゲームストリーミングサービスが強力なPCゲームや据え置きゲーム機にすぐに完全に置き換わることはないかも知れませんが、大手パブリッシャーがより多くのユーザーにゲームを提供するためには非常に有効な戦略です。

マイクロソフトがXboxやMixerで退屈で”生産性”を重視した会社になるのか、それとも今後楽しい物を提供してくれる会社になるのかは非常に複雑な問題となっています。 同じような状況の会社が存在しないため、マイクロソフトの今後は予想しづらいところですが、ゲームや消費者向け製品に関してはまだ多くの弱点を抱えています。

 

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