国内のXbox Oneは国内版のゲームタイトルが出ないことも少なくありませんでしたが、少なくともCEROのコスト面であきらめる必要はなくなってきているようです。
IARC審査で簡単に
日本MSの方によると、現在はCEROの代わりにIARCという審査(Windowsでアプリを提出するときと同様の審査)で簡単に審査できるようになっているようです。
IARCはセルフ審査のようなもので、暴力表現・性的表現・倫理問題の程度などをチェックボックスで入力することで審査できる方法で、ストアに登録する際に簡単な操作で審査できるようになりました。
従来のCEROを通す方法であれば、ID@Xboxの支援を利用しても7万円程度はかかっていたのに対してこの方法であれば追加費用不要で配信できることになります。
もちろん、マイクロソフトストアでは全世界で一括配信、一括登録できるのでこちらも追加費用は不要、配信する地域を日本にチェックをいれるだけで済みます。
日本での配信タイトルも増えてきているらしい
こういった事情の変化により、Xbox Oneのダウンロード版の国内配信タイトルは増加傾向にあるとのこと。 ストア審査だけで配信できるということもあり、日本マイクロソフトが把握していないタイトルが突然配信されることもあるとのことです。
※ちなみにCupheadのようなタイトルもCEROを通さずIARCで発売されています。
【追記】国内大手パブリッシャーはCEROに拘るかも?
反響が多かったようなので追記させていただきます。
CEROは本来過激な表現を好まない人たちからゲーム業界を守るために作られたものなので、CEROの倫理規定に基づいた審査を通さないのは日本のゲーム業界の慣習的、社会的に厳しい可能性があります。
なので日本マイクロソフトを始め、多くのパブリッシャーはCEROを今後も通すと思います。
一方でID@Xboxで発売されるようなゲームタイトル(中小企業、インディー系)であれば、CEROを通すほどの倫理的責任もないためIARCでも問題がないということになっていると思われます。
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スマートフォンアプリが一般化し、様々なアプリが利用できる今、より自由な選択ができるようになったのは非常にうれしいですね。 もちろん従来のCEROによる審査を通した配信も可能なようですが、国内でのペイラインがぐっと下がったことで配信してくれるデベロッパー、パブリッシャーが増えることを願いましょう。
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