マイクロソフトはSurface Bookの新モデルであるSurface Book 3を2020年5月にリリースします。このモデルはSurface Book 2(2017年11月発売)のモデルから待望のアップグレードとなります。
Surface Bookシリーズはノートパソコンタイプの2in1PCで、キーボード部分を着脱することでタブレットモード、反対にひっくり返して装着することでスタジオモードに切り替えることが出来る画期的な機能を備えたマシンです。
Surface Book 3とSurface Book 2の違い
それでは違いを確認していきましょう。
デザインの違いはなし
Surface Book 3とSurface Book 2ではデザイン上の違いは全くありません。
プロセッサーがアップグレードされた
Surface Book 2では第7世代または第8世代のIntel Core i5、Intel Core i7プロセッサが搭載されていました。しかしSurface Book 3では最新のIntel 第10世代 Core i5/i7プロセッサに変更されています。そのため最大で50%のパフォーマンスの高速化が行われたほか、GPUなしでもグラフィックス機能が向上しました。
グラフィックス機能の向上
次にGPU搭載モデルを見てみましょう。Surface Book 2ではNVIDIA GeForce GTX 1050/1060が搭載されていました。Surface Book 3ではNVIDIA GeForce GTX 1660に変更となっています。GTX1660の3Dmarkスコアが5430、GTX1060 6GBVRAMが3DMarkで4119程度となっており、パフォーマンスは30%程度向上したといえそうです。
また法人モデルではQuadro RTX 3000搭載モデルも存在します。
細かな仕様のアップグレードも
Surface Book 3では、11axに対応した最新のWi-Fi規格Wi-Fi 6に対応しました。またBluetoothが4.1から5.0にアップグレードされています。
Surface Book 3は買いなのか?
Surface Book 3、着実なアップグレードで再びSurfaceラインナップの頂点に帰ってきました。Book 2と比べてもグラフィックス性能を含めて確かに性能のアップを感じられるものですが、Intel CPUの性能向上が最近はそれほど進んでいないので、利用シーンによっては大きな性能差は感じないかも知れません。(SSDの高速化なども行われているようなのでそのあたりは期待です)
価格が高いラインナップなので予算との兼ね合いになると思いますが、Surface Book 2もまだまだ使えるマシンだと思うので値段が下がってきたBook2と比べつつ、金銭的に可能ならBook 3も視野にいれるという形で良いと思います。
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