マイクロソフトを初めとするプラットフォームの支配者が半競争的なビジネス慣行を行うことは珍しいことではありませんが、最近Operaはブラジルでマイクロソフトに対して苦情の申し立てを行いました。
Opera側の主張
Operaはテクノロジー大手が半競争的ビジネス慣行を利用し、Microsoft Edgeに他のプラットフォームに対する競争力を与え、自由で効果的な消費者の選択を妨げていると指摘しました。
具体的にはOperaは以下のような点が問題だとしています。
- Edge以外のブラウザを探している瞬間に、Edge上で他ブラウザの利用を思いとどまらせるような強引なバナーやメッセージが表示される
- PDFの閲覧やメール内リンクのアクセス、Windows検索バー使用時などの重要な場面で、ユーザーが既に選択したデフォルトブラウザを無視してMicrosoft Edgeが開かれてしまう
- PCメーカーがEdge以外のブラウザをプリインストールすることや、Sモード端末の提供要件として制限をかけることで、他社ブラウザの導入機会を排除している
Operaが求めていること
こういった状況の中でOperaはマイクロソフトに次のように求めています。
- PCメーカーが、代替ブラウザをプリインストールしデフォルトに設定することを妨害する行為をやめること また、OEMがWindows OSライセンスのリベートを受ける条件としてSモード端末の提供を義務付けることをやめること
- 消費者がサードパーティ製ブラウザを容易かつ自由にダウンロード・デフォルト設定できるようにすること Windows上の各ブラウザ起動ポイントで、これらの選択を無視・上書きする行為をやめること
- Microsoft Edgeへとユーザーを誘導する「ダークパターン」の実装を即刻やめ、将来も使用しないこと
- 主要なPC用ブラウザを含む、ユーザーにとって使いやすく、わかりやすい「ブラウザ選択画面」を提供すること ユーザーが希望するブラウザを、現実的かつ具体的に選べるようにすること
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Opera reports Microsoft for an Edge web browsing monopoly | Windows Central
Opera recently filed an official complaint with Brazil’s c ...
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