Microsoft Office 2013のサポート終了日が近づいてきました。マイクロソフトのサポートドキュメントによれば、Office 2013の延長サポートサービスは2023年4月11日に終了します。
10年のサポートに幕を下ろす
Microsoft Office 2013は5年間のメインストリームサポートと5年間の延長サポートの後2023年4月11日にすべてのサポートを終了します。この日以降Microsoft Office 2013はセキュリティのアップデートを含むすべての更新プログラムの提供が行われなくなります。
サポート終了したOffice 2013を使い続けるとどうなる?
ではOffice 2013のサポートが終了するとどうなるのでしょうか。Office 2013のサポートが終了してもソフトウェアを立ち上げることが出来なくなるというわけではなく、これまでと同じように使い続けることはできます。しかし使うことは推奨されません。
理由の1つは、バグの修正やセキュリティアップデートが行われなくなるからです。Windows OSやパソコンを取り巻く環境は日々変化し続けていますが、Office 2013は更新されなくなるため、これらの周りの環境の変化に対応することはありません。
そのためWindows UpdateでOffice 2013に何かしらの不具合が生まれたとしても修正されることはありません。同様に何かしらのセキュリティ的な欠陥があった場合、Office 2013を経由してパソコンが攻撃されるリスクが高くなるということになります。
つまり、Microsoft Office 2013は使うことは出来るが、使うことはオススメできない状態になるということです。
Microsoft Office 2013ユーザーは新しい製品に切り替えよう
Office 2013を使っているユーザーは新しいMicrosoft Officeへと切り替える必要があります。
現時点で最新のMicrosoft Officeは「Microsoft 365」と「Microsoft Office 2021」の2つです。
買い切り版Microsoft Office 2021について
買い切り版Office 2021はWindows 10とMacOSで利用できる製品です。アニメーションGIF対応素材、共同作業を簡単にするコラボレーション機能、そして情報が整理されて効率的になった最新版のOfficeです。
サブスク版Microsoft 365について
サブスク版Office 365は常に最新のOfficeと関連サービスが利用できる製品です。Office 2021よりも新しい機能が常に提供されます。またWindows/Macだけでなく、iPadやスマートフォンでも利用できます。加えてSkype通話60分、1TBのOneDriveストレージ、WindowsやOfficeのテクニカルサポートを受けることが出来ます。
どっちがおすすめ!?
Microsoft 365とOffice 2021、どちらがおすすめかと聞かれれば、私としては断然Microsoft 365(サブスク版)がおすすめです。
新しいOfficeを買い続けると考えた場合、サブスク版の方が安いですし、OneDrive 1TBが複数の端末を使う上でかなり便利なサービスだからです。パソコンで創ったイラストや音楽、動画、OfficeドキュメントなどをOneDriveに保存すればスマホや別のパソコンでも簡単に開くことが出来ます。
一方で買い切り版Officeにもメリットがあります。それは最新版のOfficeにこだわらない場合、最大で10年間サポートが続くということです。コストを抑えるのであれば買い切り版もまだまだ価値があります。
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