
Xbox 360は20周年を迎えました。
今回は日本国内での売上ランキングTOP10を振り返り、当時の文化的背景やゲームの魅力を紹介します。
1位 スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-
発売日: 2009/02/19 | スクウェア・エニックス | 累計: 208,521本
RPGの大作としてXbox 360独占で登場。美麗なグラフィックと宇宙を舞台にした壮大な物語が話題に。日本市場で「JRPGを遊ぶならXbox 360」というイメージを一時的に作った象徴的タイトル。
2位 テイルズ オブ ヴェスペリア
発売日: 2008/08/07 | バンダイナムコゲームス | 累計: 204,305本 ※Xbox Oneリマスターあり
テイルズシリーズ初のHD作品。アニメ調グラフィックとユーリの人気で爆発的ヒット。後にPS3版が出たことで議論を呼んだが、Xbox 360版が「先行体験」として強烈に印象を残した。
3位 ブルードラゴン
発売日: 2006/12/07 | 日本マイクロソフト | 累計: 203,740本
鳥山明キャラデザイン、坂口博信プロデュース。まさに「XboxでJRPGをやる」象徴的タイトル。国産大作としての期待感が強く、発売当時は本体牽引効果も大きかった。
4位 ラスト レムナント
発売日: 2008/11/20 | スクウェア・エニックス | 累計: 154,493本
Unreal Engineを使った挑戦的JRPG。独特のバトルシステムと重厚な世界観が評価されたが、技術的な粗さも話題に。後にリマスターで再評価された作品。
5位 エースコンバット6 解放への戦火(プラチナコレクション含む)
発売日: 2008/11/06 | バンダイナムコゲームス | 累計: 149,147本
Xbox 360独占のエースコンバット。HD化された空戦表現は圧巻で、シリーズファンを唸らせた。オンライン対戦も当時としては先進的。
6位 Kinect アドベンチャー!
発売日: 2010/11/20 | 日本マイクロソフト | 累計: 145,600本
Kinect同梱ソフト。体感ゲームとして家族層にアピールし、Xbox 360の新しい可能性を示した。売上はKinectに同梱された効果によるものが大きい。
7位 Forza Motorsport 2(プラチナコレクション含む)
発売日: 2008/07/10 | 日本マイクロソフト | 累計: 130,591本
Xboxの看板レースゲーム。リアル志向の挙動とオンラインコミュニティが支持され、日本でも一定のファン層を獲得。特に自由度の高いカスタマイズを使った『痛車作り』は日本国内でも大きな話題を呼んだ。
8位 バイオハザード5
発売日: 2009/03/05 | カプコン | 累計: 123,817本
PS3とマルチ展開ながら、Xbox 360版も人気のあったタイトル。協力プレイの新鮮さとHDグラフィックで「次世代機のバイオ」を印象づけた。
9位 モンスターハンター フロンティア オンライン
発売日: 2010/06/24 | カプコン | 累計: 123,192本
オンライン専用タイトル。Xbox Liveを活用した「モンハン体験」はユニークなもので、現在も復活を望む声があるタイトル。
10位 ビューティフル塊魂(プラチナコレクション含む)
発売日: 2008/11/06 | バンダイナムコゲームス | 累計: 115,658本
独特の世界観と「塊を転がす」ゲーム性がXbox 360でも健在。シリーズファンにとっては「次世代機で塊魂を遊べる」喜びが大きかった。
総評
Xbox 360の日本市場TOP10は、JRPGと国産タイトルが中心。ブルードラゴンやスターオーシャン4のように「XboxでJRPGを遊ぶ」という時代が確かに存在したことが分かります。海外発の大作よりも、日本向けにローカライズされた作品が上位を占めているのも特徴的です。