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VRS Tier 2でGears 5とGears Tacticsのパフォーマンスは大幅に改善されたようです。【DirectX 12 Ultimate】

グラフィックスに力を入れているゲームタイトルとして有名なGears of Warシリーズは、Xbox Series X|Sのローンチ付近のタイトルとしても優秀なベンチマークをたたき出しています。Direct X 12 UltimateチームはGears 5とGears Tacticsで採用されたVRS Tier 2の技術について発表を行いました。

 

VRSとは、可変レートシェーディングのこと。

ヴァリアブルレートシェーディング(VRS)はゲームシーンを分析し、ゲーム画面のより重要な部分を鮮明に描写し、逆に違いがわかりづらい部分を劣化させることでゲームパフォーマンスを向上させるテクノロジーのことです。

 

新しいVRS Tier 2とは

Tier 1とTier 2の主な違いは粒度にあります。Tier 1では描画ごとにシェーディングレートを指定していましたが、Tier 2では代わりにスクリーンスペーステクスチャでシェーディングレートを指定できるようになりました。前のフレームでシーンカラーを分析させることで、知覚的な違いを発生させることなくシェーディングを減らすことができると判断されたものだけが荒いシェーディングを適用するようにできます。

 

VRS Tier 1のサンプル

画面のメインではない背景部分を指定し、シェーディングレートを変更。

 

VRS Tier 2のサンプル

劣化可能な場所をより細かく分析し、荒いシェーディングレートを使用。

 

VRSテクスチャで効率化

最終的なシーンカラーバッファ上でソーベルエッジ検出コンピュートシェーダを実行して VRS テクスチャを生成しました。VRS テクスチャは、後述のリスケールシェーダの一部として次のフレームで使用するために再投影されます。エッジ検出は、sRGB カラーの輝度で実行されます。sRGB を使用することで、色の知覚的な違いに基づいてエッジが確実に検出されます。設定可能なしきい値はシェーダに渡され、エッジ検出をどの程度アグレッシブにするかを調整することができます。

 

大幅に変わるパフォーマンス

AMD 6900 XTですべての画質設定をInsaneに設定し、スクリーンスペースグローバルイルミネーションを有効にした場合の4K画質でのベンチマークでは、VRSクオリティモードで14%の節約、バランスモードで15%の節約、パフォーマンスモードで20%のパフォーマンスの節約が実現しました。

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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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