新しいゲーム機が家に来るときはいつもワクワクする物だ。箱を開けて内容品を確認、ゲーム機を設置してテレビに繋いだら今度はソフトウェアのセットアップが必要になる。昨今のゲーム機は非常に多機能なものであり、インターネット接続や設定、アカウントの設定が必要となる。しかしXbox Series Xのセットアップは従来のゲーム機のセットアップとは大きく異なる物だったのでここでそのときの書いておきたい。
従来のゲーム機の場合
従来のゲーム機の場合、新ハードへの移行はちょっとした大仕事だった。ゲームアカウントの移行、旧機種でのセーブデータのバックアップ、ゲームファイルのデータ移行、新しいハードでの各種設定など様々な設定を行って初めて新しいゲーム機でゲームを遊べるようになる。
人によっては、ゲーム機を買った当初に設定して以来さわっていないIDやパスワードを忘れてしまってデータの移行ができなくなってしまう例もある。しかしXbox Series Xではこういった問題がほとんど発生しないのではないかと思うほど改善されている。
煩わしさのないXbox Series Xへの移行
Xbox Series Xでは電源をつけるとまずはXbox Oneで使用していたスマートフォンアプリ「Xboxアプリ」とのペアリングが求められる。XboxアプリはXbox Oneとの各種連動機能、フレンド、メッセージ、リモートプレイ、パーティチャットなどが利用出来るアプリで、Xboxコンソールユーザーでなくともスマートフォン版マインクラフトをプレイしている人にとってもおなじみのアプリだろう。
アプリがない場合はメニューボタンを洗ば従来通りアカウントログインによる設定も可能。
このアプリでログインしたらXboxコンソール側は初回アップデートが始まる。XboxではWindows Updateと共にアップデートが行われ、システムの機能や安全性が常に改善されているためアップデートは必須となっている。通常のハードであればアップデート中はまっているだけだが、Xboxではアップデート中に設定を行うことが出来る。
アプリ側のセットアップは、「本体の地域設定」「電源モード」「サインインとセキュリティの設定」「プライバシー設定」「本体を識別するためのXboxの名前」「過去のXboxの設定の引き継ぎ」が行われる。項目が多いように思うかも知れないが、スマートフォンでタップしていくだけなので、今までのコントローラー操作よりも遙かに簡単に設定ができる。また、プロファイルのサインインはスマホアプリのアカウントが自動的に本体にコピーされる。
スマホで設定をしている間に本体のアップデートもすぐに完了した。(これは通信回線やアップデートの状況によって左右される。なおXboxのアップデートは他のゲーム機とは異なり復元データも作成されるため、通常よりも時間がかかる傾向にある)
驚くほどスピーディな設定
本体のアップデート中にアプリ側で簡単な設定を済ませ、殆どの設定が自動的に旧機種から引き継がれ、アカウントのログインなども不要。まさにこれまでの常識を覆したともいえるスムーズなセットアップとなった。
Xbox Series Xのパワーや使い心地についてはこの記事では書くことは出来ないが、本体の開封からセットアップまでの間に何度も予想を上回るクオリティを見せてくれるのは、今回のマイクロソフトの本気の程を窺える。
Xbox Series Xのメインのレビューは後日つもりなのでぜひそちらも読んでいただきたい。
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