マイクロソフトとDigital FoundryはXbox Series Xの詳細情報を公開しました。 Xbox Series XではXbox Oneのすべてのゲームとすべてのアクセサリーが動作することが明らかになっていますが、互換機能の詳細について少しだけ明らかになっています。
Halo 5:GuardiansもHDRに対応
Halo 5:Guardiansは2015年に343 Industriesから発売された現在最新のヘイローシリーズの1つです。(※スピンオフのHalo Wars 2やアップデートが続いているMCCを除く)
このゲームはXbox One X Enhancedには対応したものの、当時HDRを想定して開発されていなかったため、残念ながら可変4K/60fps及び高解像度テクスチャやシャドウ、ライティングの改善にのみ止まり、HDRのサポートを受け取ることが出来ませんでした。
しかしそんなHalo 5もついにHDRに対応出来るときがきたようです。
AIでHDR
Microsoft ATGの主任ソフトウェアエンジニアのClaude Maraisによると、Xbox Series XではGears 5の最先端テクノロジーで実装されたHDRを機械学習アルゴリズムに学習させ、後方互換タイトルのSDRコンテンツを完全なHDRとして実装することが出来るというテストを行っているとのこと。
これはフェイクHDRではありません。 Marais氏は実際に完全なHDRであることを証明するため、画面のすべての要素のピーク輝度を示すヒートマップを公開し、SDRよりも明らかに鮮やかになっていることを示しました。
もっと古いゲームもHDRに
理論上はすべてのゲームでHDRを適用することが出来ますが、あくまで今のところ技術的なデモであるとMaris氏は説明しています。 「Halo 5は4年前のゲームですが、20年近く前のゲームならでしょう? Fusion Frenzyです。 開発当時だれもHDRを知らない。 ゲームは8bitバックバッファで開発されていました」
実際のデモではDigital Foundryは”見事な瞬間”と称しており、Xbox One X Enhancedで16倍になった4K解像度とかなり説得力のあるリアルHDRが示されたとのこと。 重要なのはすべてXbox Series Xのシステムレベルで動作しているということです。
HDRモードをサポートしていない古いゲームタイトルであっても、機械学習によってXboxライブラリー全体でHDRをサポート出来る可能性があります。
今回は全く触れられていないことなのですが、マイクロソフトはAIでHDRをする研究だけではなく、AIでテクスチャ解像度を上げる実験もしています。 こちらも実現すれば、初代Xboxゲームも自動で4Kテクスチャになるなんていう仕組みが出来てしまうのではないかという期待もありますがはたして…
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