昨年から始まったアクティビジョンブリザードの買収に関する審査プロセスも各国で最終段階に入りつつあります。現在英国、ヨーロッパ、日本を含む多くの国で買収は承認される見込みの段階であり、その中で様々な政府や企業から興味深い発言がありました。
中でもこの買収で多くのコメントを行っているのはソニーで、「買収が成立した場合、PlayStation版Call of Dutyにわざとバグを入れてプレイステーションブランドの信頼を失わせる可能性がある」とコメントしたのは記憶に新しいかと思います。
そんな中、Call of Dutyの開発・販売元であるアクティビジョンブリザードはコメントを出しています。
私たちはプレイヤーのことを考えているのでそんなことはしません
アクティビジョンブリザードのCEO、ボビー・コティック氏が先日社内のスタッフに送った文章では、ソニーが意図的にPlayStation版にバグを入れる可能性があるとコメントした件に触れています。その中でアクティビジョンブリザードCEOは「プレイヤーのことを深く考えているため、決して劣悪なバージョンを発売することはない」「ソニーは本当はそんな心配していない。」「ソニーの行動が私たちの長期的な関係に影響を与えることはない。」と発言しています。
良いニュースは、当初はゲーム機の競争について懸念していた規制当局が、我々の業界をより良く理解し始めたことです。マイクロソフトが提示してきたデータや証拠は、その規模を大きくしています。ソニーから、この契約が成立すれば、マイクロソフトが意図的に「バグ」のあるバージョンのゲームをプレイステーションで発売する可能性がある、といった発言があったのをご存じでしょうか。私たちの情熱的なプレイヤーは、マイクロソフトがコンテンツと品質の同等性についての約束を守る責任を真っ先に問うであろうことは、誰もが知っています。そして、この業界で最高のゲームを提供するために懸命に働いている私たち全員が、プレイヤーのことをあまりにも深く考えているため、決して劣悪なバージョンのゲームを発売することはできません。ソニーは 、Call of Dutyの 契約について、実際には心配していない ことを認めています 。彼らは、私たちの合併を阻止したいだけなのです。 しかし、ソニーの行動が私たちの長期的な関係に影響を与えることはありません。プレイステーションのユーザーの皆様は、私たちがプレイステーションの発売以来、ソニーのプラットフォームで最高のゲームを提供し続けることをご存知でしょう。
マイクロソフトは今後もPlayStationでゲームを提供予定
マイクロソフトはすでに公言しているように、PlayStationでも引き続きゲームをリリースする見込みです。Bethesda Softworksはすでにマイクロソフトの傘下ですが、買収前の発言通り「ケースバイケース」でPlayStationにもゲームがリリースされ続けています。
またCall of Dutyなどのアクティビジョンブリザードのタイトルについても今後もベセスダと同様のケースとなると思われます。
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