現在マイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの買収が進められていますが、各国の規制当局はこの買収について異議を申し立てています。そんな中でアクティビジョンブリザードのCEO、ボビーコティック氏は冷静な態度でCNBCのインタビューに答えました。
彼らは我々の業界を知らない
ボビーコティック氏がまず話をしたのはマイクロソフトによる買収を差し止めしようとしている規制当局についてです。彼は欧米の規制当局がゲーム業界についての理解がないことを指摘しました。
「FTCにしろ、CMAにしろ、EUにしろ、彼らは我々の業界を知らない」
そしてその理由については、ゲーム業界の収益の大半が基本プレイ無料のビジネスモデルであり、そしてその多くを中国や日本の企業が支配していると説明しました。
「基本プレイ無料プレイのビジネスが大部分を占めること、日本と中国の企業が業界を支配していることを十分に理解しているとは思えません。」
過半数を超える売上を占める基本プレイ無料ゲーム
現在のゲーム業界全体を見ると、収益の半分を超える部分がモバイルゲームであり、据置ゲーム機に関しても基本プレイ無料ゲームが売上ベースで見ると高い収益を上げているとされています。そんな中で据え置きゲーム機で買い切り・サブスクリプションサービスといった業界の全体から見ればあまり規模が大きくないものに対して規制の声を強く上げるということに対してボビーコティック氏は批判しているものと見られます。
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