プレイステーションを率いるジムライアン氏はXbox Game Passに対して競争相手だと考えていないという報告をInsider Gamingが報じています。
ゲームパスは脅威ではない?
コンソール分野においてXboxと最も比較されるゲーム機はソニーのPlayStationで、アクティビジョンブリザードの買収契約についても公的、私的に苦情を申し立てている唯一の企業です。
Call of DutyがXbox独占にされる可能性に関する懸念など数多くの問題を訴え続けていますが、サブスクリプションサービスについても問題として取り上げられていることがあります。
米国の規制当局FTCは市場競争に害するとしてクラウドやサブスクリプションサービスとしてCall of Dutyを提供することも市場競争を害するとして問題に挙げています。しかしInsider Gamingの報道ではPlayStationのジムライアン氏はゲームパスの成長率が鈍いことなどを例に挙げて脅威ではないと感じているようだとのこと。
Xbox Game Passに関する質問に対し、ジムライアン氏は「(Game Passの数字が)低くなっているように思える」と述べたと報じられています。「Game Passに比べると、我々は2年間で彼らが集めた加入者数よりも多くのPS5を売っており、彼らはそれを6-7年間続けている。」と述べたとのこと。
まだまだ発展途上の分野
ゲームのサブスクリプションはまだまだユーザーにとってスタンダードな方法ではありません。現在は基本プレイ無料アイテム課金型のゲームが最も人気があり、それに続く形で買い切りゲームがあります。クラウドやサブスクリプションサービスでゲームを遊ぶというのはまだ多くのユーザーに受け入れられているわけではありません。
ゲームパスは多くのゲームをプレイするゲーマーや新作ゲームを好むユーザーにとって優れたものではありますが、マイクロソフトの決算などを見てもビジネスとして目標を上回る大成功を収めているということもないように見えます。
このことから考えると、すでにプラットフォームビジネスで成功を築いているPlayStationがXbox Game Passを脅威だと捉えていないのは自然なことなのかもしれません。
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