マイクロソフトによるアクティビジョンブリザードの記録的な買収により、マイクロソフトにとってこれまで以上にゲームは重要な要素となります。また今後マイクロソフトはWindows部門よりも高い収益をXbox部門で生み出すように設定されたようです。
Windowsを超えるXboxへ
マイクロソフトは687億ドル(約7.8兆円)でアクティビジョンブリザードを買収すると発表しました。これはゲーム業界のみならずテクノロジー業界史上最も高額な買収であり、2020年のマイクロソフトによるZeniMax(Bethesda)の買収よりも遙かに高い金額となっています。
アクティビジョンブリザードの収益
アクティビジョンブリザードは昨年多くの問題で評価が低下したにもかかわらず、依然として高い収益を手にしています。
Activision Blizzardが昨年投資家に報告した収入の内訳は次のとおりです。
- 2021年9月四半期:20億7000万ドル
- 2021年6月四半期:23億ドル
- 2021年3月四半期:22.8億ドル
- 2020年1月四半期:24億1,000万ドル
Activision Blizzardが2021年に報告する収益の合計を知るには、2月まで待たなければなりませんが、過去数年間は一般に80億ドルを超えていました。このことからマイクロソフトがアクティビジョンブリザードの買収でかかった費用を取り戻すには約8年間かかることになります。
マイクロソフトのゲーム収益
マイクロソフトは9月の四半期で35億9300万ドルであると報告しています。アクティビジョンの同じ期間の数字を足した場合、56億6300万ドルとなっています。
同じ期間のWindowsの収益は56億7600万ドルで、ゲーム事業との差はわずか1300万ドルとなります。
マイクロソフトの主要な事業のひとつへ
昨年のマイクロソフトは「Forza Horizon 5」「Halo Infinite」「Age of Empires lV」「Microsoft Flight Simulator コンソール版」「Psychonauts 2」などたくさんのゲームタイトルがリリースされました。
これらのタイトルの多くはリリースされたら終わりのゲームタイトルではなく、今後も長期的なアップデートによって長く遊ばれるゲームとなる予定です。
また将来的には「フェイブル」「パーフェクトダーク」「スターフィールド」「TES6」「ディアブロ4」「オーバーウォッチ2」など人気ゲームの新作のリリースも予定されており、さらなる成長が期待されています。
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