ソニーインタラクティブエンターテイメント社長兼CEOジムライアン氏はXbox Series Sに対する自身の考えを語りました。
幸せな結果を生んでいない
ソニーインタラクティブエンターテイメント社長兼CEOジムライアン氏はAV Watchの取材に対して、Xbox Series X/Sの2モデル戦略について話しました。
その中でライアン氏は「他社の競争戦略は尊重している」としつつも、低スペックハードを出すことは歴史的に良い結果になったことがないという考えを示しました。
一つ言えることは、特定の価格帯のために低スペックのコンソールを導入するのは、業界の歴史を見ても、あまり幸せな結果を産んでいない、ということです。
我々も考えたことはあります。他の事業者が試し、問題があったことも知っています。
私たちがリサーチした結果わかっているのは、人々がゲーム機を買う時には、それを4年・5年・6年・7年と、長く使い続けたいと思っている、ということです。自分たちが購入したものが、将来的にも安泰である確証が欲しいのです。2、3年で陳腐化するようなものは求めていないのです。
テレビを買い換える際には、「今持っているゲーム機が、買おうとしている4Kテレビを完全にサポートしている」ことに確信を持っておきたい、と思うでしょう。
前例がないことをしているマイクロソフト
ジムライアン氏は「歴史的に幸せな結果を生んでいない」としていますが、現在のXboxのように互換性のあって性能が異なる2つの新型ハードゲーム機を同時に発売したということはメジャーなゲームハードの歴史を見るとほぼないといえますし、他社ハードでのゲーム展開、スマホを視野に入れたストリーミングサービス、発売日から新作ゲームが遊べるXbox Game Passといった次々と前例のない戦略を行っています。
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