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『Surface Headphones』レビュー! 聞くだけじゃないヘッドフォン。

マイクロソフト初の本格ヘッドフォン、Surface Headphones。 マイクロソフトのSurfaceイベントで初発表されたときはSurfaceブランドのヘッドフォンが出るというのはいろんな意味で衝撃的でしたね。 そんなSurface Headphonesですが、実際に試すことが出来る機会を貰ったので触ってみた感想をまとめてみました。

 

Surface Headphonesとは?

マイクロソフトのSurfaceチームが本気で作ったヘッドフォン。 いわゆる普通のヘッドフォンと一味違うのは、デジタルアシスタントのCortanaを搭載していることと、アクティブノイズキャンセリングに対応しているということです。

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Surface Headphonesのスペック

本体サイズ 長さ: 8.03 インチ (204 mm) 幅: 7.68 インチ (195 mm) 高さ: 1.89 インチ (48 mm)
重量 0.64 ポンド (290 g)
外形 色: グレー
周波数特性 20 ~ 20kHz
ノイズ キャンセリング機能 最大 30 dB のアクティブ ノイズキャンセリング 最大 40 dB のパッシブ ノイズキャンセリング
スピーカー 40 mm Free Edge ドライバ
音圧レベルの出力 最大115 dB (オンになった状態でケーブル接続経由 1 kHz、1 Vrms) 最大115 dB (Bluetooth接続経由 1 kHz、0 dBFS)
充電中 フル充電にかかる時間は 2 時間以下
バッテリー駆動時間 最大 15 時間 (Bluetooth から音楽を再生し、ANC オン)1
USB コードの長さ 1.5 m
オーディオ ケーブル の長さ 1.2 m
入力 USB-C コネクタ 3.5 mm オーディオ コネクタ
互換性 Windows 10、iOS、Android、MacOS
ボタン/コントロール 電源ボタン、マイク消音ボタン、音量ダイヤル (右耳)、ノイズ キャンセリング ダイヤル (左耳)
同梱物 Surface Headphones キャリーケース USB ケーブル オーディオ ケーブル クイックスタートガイド 安全性および保証に関するドキュメント
保証 1 年間のハードウェア保証

 

Surface Headphonesのここが良い

ノイズキャンセリングがやばい!

自分が試す前に、事前に色々な大手メディアさんのレビューを見ていてノイズキャンセリング機能はさほど絶賛されていない印象だったのですが、実際使ってみるとかなり快適なように思いました。

左側のノイズキャンセリングボリュームを手前に回すと『最大にしました』とコルタナさんが状態を説明してくれて、周りの音をカットしてくれます。

カットされた状態は室内だとパソコンやエアコンの音が殆ど聞こえなくなる程度(完全に消えるわけではない)くらいかと思ったのですが、試しに町中を歩き、家電量販店の中などでも音楽を消した状態でヘッドフォンをつけていましたが、びっくりするくらい街の音が抑えられていました。

店内放送や近くの人の声くらいは聞こえるのですが、人混みのガヤガヤした声は全く聞こえなくなりました。 思った以上の効果にこれはすごいと無駄に一日中つけて過ごしてました。

 

音声アシスタントの未来感

『コルタナ連携』がこの機種の1つのポイントだと思うのですが、この機種は電源をつけたときに『残り何時間使えます』のような音声でコルタナさんが状態を説明してくれたり、音量調整時なども教えてくれるのでヘッドフォンの状態がわかりやすいように思いました。

とはいえバッテリー持ちもかなり良いみたいですし、家でPC用ヘッドフォンとしてUSB-C接続でこれを使えば充電のためにケーブルを繋ぐという手間もないのでストレスはかなり減るように思います。

 

操作性抜群

普段他社製のイヤホンやヘッドフォンを使っていると、ヘッドフォンの周りに複数のボタンがついていることが多いのですが、イヤホンやヘッドフォンをつけた状態だとこのボタンがどれだか分かりづらいんですよね。

自分が使っているゲーミングヘッドフォンは左耳に「メイン音量+-」「パーティチャット音量+-」「ミュート」「VSS」「電源とモード切替」といったボタンがついており正直ヘッドフォンをつけたままだと上手く操作できないことも少なくありません。

しかしSurface Headphonesの場合、タップして再生・停止、右耳を回せば音量調整、左耳を回せばノイズキャンセリングと非常にわかりやすい操作方法なので、操作方法を覚えさえしていれば間違うことはないように思いました。

 

3つの接続方式

Surface Headphonesでは一般的なスマートフォンなどへ無線接続できる『Bluetooth』、音楽プレイヤーやテレビ、ゲーム機などに繋げられる昔ながらのオーディオ端子『3.5mmイヤホンジャック』、そしてパソコンや対応機器と繋がる『USB-C』の3つの方法で接続することが出来ます。

普段はパソコンとUSB-Cで有線ヘッドフォンとして使いながら、出かけるときはケーブルを外せばスマートフォンに接続される…なんてことも可能です。

 

Bluetoothは2台繋がる

Surface Headphonesはマルチペアリング対応ヘッドフォンです。 なので、スマートフォンとタブレットをペアリングしておき、タブレットで動画を見ているときに電話がかかってきたらスマートフォンに切り替えるというシーンでスムーズに利用できます。

ガジェット好きとしては複数のデバイスを持ち歩くことも多いので、2つ繋がるというのは結構大きいように思います。

 

USB-Cで充電できる

地味に嬉しいのがUSB-Cの充電端子。 殆どのワイヤレスイヤホン・ヘッドフォンはMicroUSBで充電することになると思うのですが、この製品はUSB-C端子です。 一応知らない人のために説明すると、iPhone等のLightning端子同様表裏がない接続端子なので、ケーブルを繋ぐのがとっても簡単です。

 

 

 

Surface Headphonesのここが気になる

高音質コーデック・プロファイル非対応

Bluetoothイヤホン・ヘッドフォン選びで音質を気にするユーザーが選ぶポイントはaptX、aptX HD、AAC、LDACといったA2DPプロファイルに対応しているかという部分ですが、Surface Headphonsはコーデックに現状対応していません。

 

Android版Cortanaの日本語非対応問題

本製品は一般的にiPhoneやAndroidといったスマートフォンと接続して使うことになりますが、Android版Cortanaはなんと日本語に対応していません。 Cortanaアプリでヘッドフォンのセットアップをするように案内がされるのに、iPhoneかWindows10しか実質対応していないのは結構面倒です。

ちなみに私は試しにGoogle Play Storeの北米ストアから海外版Cortanaをインストールしてみましたが、ヘッドフォンのセットアップ自体は出来ました。 しかし利用する場合、ヘッドフォンの音声認識機能は英語版コルタナとなってしまいます。

 

Surface Headphonesレビュー:聞くだけがヘッドフォンじゃない!

Surface Headphones、今回使ってみていきなりかなり意欲的なものを作ってきたな!という印象です。 他の項目では触れてませんが、音質は正直この価格にしては抜群に優れているという訳ではないです。 立体感も、高解像度感も決して高くはないですが(低くもないのですが)素直な音で音楽を楽しむことが出来ます。

この製品の最大の魅力はつけていて不快感がないデザイン、音楽を聴かなくてもつけていたくなるノイズキャンセリング機能、多様な接続方法と非常に満足度の高い機能的なヘッドフォンだと思います。

ヘッドフォンの考え方が少し変わる、そんな素敵なヘッドフォンでした。

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Surface Headphonesは本当に良いヘッドフォンでした。 第二世代が出るかどうかは分かりませんが、そのうち買いたい製品です。 ところでこの記事の写真も例によってWindows PhoneのMicrosoft Lumia 950で撮影したのですがなかなか綺麗に撮れてると思いませんか?
  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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