ドンキホーテはプライベートブランドPC、MUGAストイックPCを発表しました。
”安い”といわれるこのパソコンですが本当に安いんでしょうか。
ドンキPCの主なスペックと特徴
このパソコンの最大の特徴は14.1インチの1920x1080のフルHDディスプレイ。
そしてWindows10 Homeを搭載していることです。
メーカーは動画視聴に最適と売り出しています。
・Intel Atom X5-Z8350
・LPDDR3 2GB RAM
・eMMC 32GB(ストレージ)
・30万画素 カメラ
・スピーカー 1Wx2(ステレオ)
・Bluetooth4.0搭載
・10000mAhバッテリー
・Wi-Fi 11b/g/n
・USB 3.0x1
・USB 2.0x1
・Mini HDMI x1
・MicroSDポートx1
・3.5mmイヤホンジャックx1
ここが気になる!というポイント
・付属ソフトがKingsoft Office Standard Edition
よく電気屋の広告などで”Office搭載”を売りにしてると思ったらKingsoft Officeだった、というなんちゃってOfficeです。
WordやExcelの”互換ソフト”と呼ばれる物で、似たようなことができるものの同じことは出来ません。
操作方法が違うかったり、本物のMS Officeで開くとレイアウトがずれたりする恐れがあるため実用性はかなり低いと思われます。
・CPUが古い
Intel Atom X5 Z8350は2016年初旬に登場した、既に2年近く前のCPUです。
ATOM後継機がないことや安価なことから中華格安マシンでは未だに使われていますが性能的にはやはり低いと言わざる得ません。
・動画視聴に不向き
フルHDで動画視聴向きというメーカーのうたい文句がありますが、私はこの性能は動画性能には向いていないと思います。
まず動画を見るだけの目的であればノートパソコン型よりもタブレット型の方がかなり見やすいです。
それからスピーカーが1Wのものが2つというのは音質的にかなり悪いと思われます。
音が悪ければ動画視聴時の楽しみも半減してしまいます。
・無線が遅い、古い
無線LAN、Wi-Fiの規格が2.4GHzしか対応していません。
最新の5GHz帯に比べて速度が遅いものとなっています。
中華マシンならもっと安い
日本語キーボードではないというデメリットはありますが、中華マシンならもっと安いです。
そもそもおそらくドンキホーテのものも中華メーカーのOEM品と思われますのでおそらく似た中華ノートは存在すると思われます。
ここでは似たような価格の中華PCをいくつかご紹介します。
64GB、4GB RAMがうれしい DERE D17
ドンキホーテのマシンと同じくWindows10、Intel X5-Z8350、14.1インチFHDディスプレイ搭載。
一番の違いは4GB RAM搭載と64GBストレージという点。
こちらの方が快適に使うことが出来そうです。
15.6インチの大画面 T-bao Tbook R8
こちらもドンキホーテのマシンとほぼ同じスペックのPC。
液晶サイズが15.6インチと一回り大きくなっており、4GB RAM、64GBストレージを内蔵しつつ、最大128GBのMicroSDカードもサポートされています。
同価格帯で2in1! タブレットにもノートにもなる Chuwi Hi10 Pro
やっぱり今時はノートパソコンにもタブレットにもなるスタイル!
しかもWindows10だけでなくAndroidまで搭載されており、起動時に選択可能なモデルです。
CPUこそ同じくIntel Z8350(Atom X5)を搭載していますが殆どの点でドンキホーテPCより優れてます。
10.1インチ 1920x1200のフルHDタッチディスプレイ、4GB RAM、64GBストレージ、リア、フロント200万画素のカメラを搭載。
驚異の8000円のWindowsタブレット Teclast X80 Pro
安さを求めるならこんなものも! なんと実売り7893円!(記事執筆時の価格)
全体的にスペックは劣りますが、同じくCherry Trail世代のIntel Z8300、RAM 2GB、ストレージ32GB、フルHD(8インチ)ディスプレイ搭載。
リアカメラもおまけについているのも特徴です。
キーボードやマウスが必要ならBluetoothのコンパクトタイプを使えばノートパソコンに近い利用スタイルも可能です。
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