
NVIDIAは最近VRAM 8GB搭載のGPUをリリースすると発表し、一部では非難の声も上がっています。これはRTX 5060TiのVRAM 8GBモデルが存在すること、RTX 5060にはVRAM 8GBモデルしかないなどの問題です。しかし最新のテクノロジーではVRAMの使用量が少なくなるかもしれません。
マイクロソフトとNVIDIAがGPU負担を激減させる
Xユーザー@opinali氏がNeural Texture CompressionとDirectX Raytracing 1.2 Cooperative Vectorを使ったテスト結果を報告しています。これはNVIDIA Preview Driver 590.26を手に入れ、Githubで公開されているRTX NTC SDKベータと組み合わせてこれらのテクノロジーがどのように動作するかテストしました。
But my system survived so I ran the demo. And well... the tests scene is low-detail AF, you don't even need to zoom much. It has 15 textures, most of them 2K x 2K (as PNGs), still the rendered scene is unimpressive. But let's chalk that down to a cheap demo. pic.twitter.com/rrlUCf5cvo
— Osvaldo Pinali Doederlein (@opinali) July 15, 2025
検証はRTX 5080 GPUで行われ、レンダリングパフォーマンスが80%近く向上するだけでなく、VRAMの使用量も最大90%削減されたとのこと。
もちろんVRAMの負担はテクスチャだけではありませんが、多くのゲームではテクスチャによってVRAMの50%~70%程度が使用されます。しかしながら初期バージョンのテストでもこれほど印象的なパフォーマンスが出ているのはかなり期待出来る技術といえそうです。
テクノロジーがゲームを変えるかも
これらの研究が現在のXbox Series X|Sに影響を与えるかどうかは分かりませんが、Xboxの次世代ハードウェアでは比較的少ないVRAMのデバイスでもリッチな表現が可能になるかもしれません。
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