マイクロソフトは連邦取引委員会(FTC)が12月に提訴し、訴訟を起こしているにもかかわらずアクティビジョンブリザードの買収の完了を準備していると報じられています。
マイクロソフトは買収を楽観視、早ければ5月にも買収完了か
マイクロソフトに近いとされる情報筋の情報に寄れば、ここ数週間でこの取引の承認に向けて大きく前進していることから、最大の障壁とみられた英国の規制当局がこの買収を承認することを楽観視しているとのこと。またCall of Dutyフランチャイズを独占せず、他のプラットフォームでも提供することを約束したため、規制当局の説得に成功したようです。
英国CMAはまもなく承認予定であり、欧州委員会も5月に決定されることをマイクロソフトは望んでいると報じられています。また両規制当局の支持を得た場合、同社の計画は1株95ドルで買収計画を迅速に完了させる予定だとのこと。
FTCの裁判は8月
英国と欧州委員会が承認を得た場合、FTCの訴訟の成功は非常に困難になる可能性が高く、マイクロソフトはこれを利用すると見られています。またFTCが合併を阻止するには米国連邦裁判所に仮処分を申請することは可能ですが、他国で承認されている以上反トラスト法上の懸念をそのまま裁判官に納得させるのは難しいと反トラスト法関係者は述べています。
また関係者はCMAと欧州委員会が合併を承認した場合、FTCの最善の行動は差止命令を求めることではなく、英国の規制当局と同様にマイクロソフトと話し合い、内部取引を行い、問題点を解決する道を探ることが最善の方法だと考えているとのこと。ただしこれには1年以上かかる可能性があります。
FTCのリサカーン委員長は、当初7月18日の期限が過ぎればこの買収は破綻すると考えており、訴訟を8月に遅らせることで法廷に出ることなく買収を阻止することが出来ると考えていたようです。
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