マイクロソフトはXbox Series X|Sのゲーム体験を向上させるとともに、Windows上でのゲーム体験も改善を続けています。開発者に提供された機能の中には、今までよりもPCでのゲーム体験を改善するものもあります。
GPU Uplord heapsが利用可能に
従来のGPUのVRAMはCPUからしかアクセスできないため、PCIバスを経由してGPUに大量のデータをコピーする必要がありました。しかし最近のGPUではBAR(Base Address Register)を採用しているため、WDDM 2.0以降ではGPUがVRAMを管理できるようになりました。
さらに今回のDirectXの新機能を使うと、PCが直接VRAMにアクセスすることでCPUからGPUにデータコピーをする必要がなくなり、CPUとGPUの両方が同時にメモリにアクセスできるようになります。これにより特定のシナリオでのパフォーマンス改善が期待できます。
今後のWindows PCゲームに期待
GPU Upload Heapsは新機能であるため、ただちにPCでのゲーム体験が改善されるわけではありません。しかし基本的にXbox Series X|Sの共有VRAMと同じことをPCでやっていると言われており、Xbox Velocity Architectureの開発になれている場合はすぐにPCでも実装できることが期待されます。
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Agility SDK 1.710.0-preview: GPU Upload Heaps and Non-normalized Sampling - DirectX Developer Blog
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