マイクロソフトは現在Xbox Series XとXbox Series Sの2つのゲーム機をリリースしています。Xbox Series Sは安価な製品であるため、性能面ではXbox Series Xよりも劣ります。そのため一部の開発者からはXbox Series SのRAMを増やして欲しいという声もありました。
使用可能なRAM、増やしました
マイクロソフトはXbox Series Sの開発キットをアップデートし、ゲーム向けに数百MBの追加RAMを使用できるようにしたと発表しました。これにより開発者はRAMメモリを今までよりも自由に制御することが出来、RAM制限が影響するシーンでのグラフィックスパフォーマンスを向上させることが出来ます。
Xbox Series Sゲームの改善に期待
Xbox Series Sでのパフォーマンスは最適化されたタイトルでは期待を上回るものもありますが、一部のゲームタイトルではパフォーマンス面で不満の声が上がるものもあります。
以前Digital FoundryはXbox Series Sでの最適化でRAMメモリの制限が開発者を苦しめることがあると報じていました。Xbox Series SはCPUはXbox Series Xに似たものを採用しているため問題はありませんが、ゲームについてはメモリ使用量が影響する場合もあるため今回のアップデートで改善されることが期待されます。
また、マイクロソフトはグラフィックス仮想アドレスが非グラフィックス仮想アドレスよりもかなり遅く割り当てられていた問題も対処したとしており、XboxゲームはこれまでよりもRAMメモリをよりかしこく活用されるようになっています。
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