マイクロソフトは2023年7月までにアクティビジョンブリザードの買収を行う予定です。これにより「コールオブデューティ」や「ディアブロ」、「ハースストーン」、「オーバーウォッチ」などの人気IPがXboxのタイトルということになります。
現在アクティビジョンブリザードの買収は各国の規制委員会の審査を待っている状態ですが、その中でプレイステーションはCall of Dutyとの関係について意見表明を行いました。この内容はブラジルの政府が公開した情報をResetEraにて英文で要約されたものを元にしています。
Call of Dutyの重要性は言い表せない
ソニーはCall of Dutyのブランドをマイクロソフトが所有することで、コールオブデューティを遊ぶプラットフォームとしてXboxを選択する可能性があり、それに対抗する競合タイトルを他社は開発できないと指摘しています。
つまり、ソニーは、Call of Dutyがマイクロソフトに所有されることによる最大の懸念は、Xboxでシリーズをプレイしようとするプレイヤーが増える可能性があることだと明らかにしたのです。Call of Dutyシリーズがいかに定着しているかを考えると、ソニーは、マイクロソフトがブランドを所有することで、人々がフランチャイズを体験しようとする場所が揺らぐ可能性があると考えているようです。
2019年の調査によると、『Call of Dutyのエンターテインメントに対する重要性は、一般的には筆舌に尽くしがたいものです。同ブランドは、スター・ウォーズ、ゲーム・オブ・スローンズ、ハリー・ポッター、ロード・オブ・ザ・リングといった強豪に続き、ファンの間で全エンターテイメント・ブランドのトップ10に入った唯一のビデオゲームIPでした」と、ソニーは公式声明で述べています。「コールオブデューティはユーザーのゲーム機選びに影響を与えるほど人気があり、忠実なユーザーのコミュニティが定着しているため、競合他社が同様の製品を開発する予算があったとしても、それに匹敵することはできないだろう」
ゲームサブスクリプションサービスの60%から70%はゲームパス
また、ソニーはゲームパスが既にかなりの独占的シェアを持っていることも指摘しています。ソニーによれば市場の約60~70%のシェアを獲得しているとのこと。またゲームパスデイワンによりゲーム品質が低下するという可能性も指摘しました。
サブスクリプションサービスが、1回限りの料金で購入するゲームと競合することに同意しています。しかし、ゲームへの多大な投資を初期費用で回収するパブリッシャーとの関係では、定額制サービスの初期費用が安いことが反競争的となりうると考えているようです。また、ゲームの質の低下により、消費者に害を及ぼす可能性もあると考えている。
過去5年間で、ゲームパスは世界の定額制サービス市場の約60~70%を占めるまでに成長したとのことです(ブラジルではこのシェアはさらに大きく、ゲームパスはPC定額制サービス市場の約70~80%を占めています)。
競合他社が、たとえ多額の投資を行ったとしても、ゲームパスの対抗馬を作るには数年かかるとみている。
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