マイクロソフトとNVIDIAはパートナーシップを発表し、NVIDIAのAIニューラルレンダリングテクノロジーをDirectXパイプラインに統合しました。今まであまり多くの情報が公開されていませんでしたが、GDC2025に先立ち、詳細が一部公開されました。
マイクロソフトとNVIDIAの技術提携
- DirectXにNeural Shadingを導入: NVIDIAのRTX Tensorコアを活用し、AIタスクをゲームのグラフィックスパイプライン内で加速します。これにより、ゲームのビジュアル体験が向上する見込みです。
- VRAM効率の向上: NVIDIAの「RTX Neural Texture Compression」技術は、標準的なテクスチャ圧縮に比べて最大7倍の効率化を実現します。これにより、より少ないVRAMでも高品質のグラフィックスが可能となります。
- フレーム生成の革新: DLSS 4の「マルチフレーム生成」により、RTX 5000シリーズGPUが最大で3つの追加フレームをAIで生成可能に。これにより、フレームレートやパフォーマンスが向上します。
- 新しいDirectX 12のサポート: Microsoftは協調的なベクターサポートをDirectX 12に追加し、AIによるリアルタイムグラフィック処理を強化します。
テクノロジーの進化に期待
Neural ShadingやNeural Textureにより、ゲームをより効率化していくことで、ゲームのパフォーマンスを引き出すことが出来ます。DirectXに統合されることで、ゲーム開発にも今後使われていくことが期待されます。
基本的にこれらの技術はRTXのテクノロジーと紐付いているため、Xbox Series X|Sの影響は殆どないかもしれませんが、DirectX12と統合されていることで、Xboxコンソールにも何かしらの恩恵があるかもしれませんね。
--