Xboxの看板タイトルである『Halo』ですが、マイクロソフトは開発スタジオの343 IndustriesをHalo Studiosにリブランディングを行い、それとともにUnreal Engineに移行することを発表しました。しかしUnreal Engineへの切り替えは実際にはもっと早く検討されていたかもしれません。
Unreal Engine 5への切り替えは2017年に検討されていた
Pure Xboxによると、Rebs Gamingが投稿した新たな動画では、『Halo Infinite』の初期開発段階に関する興味深い事実が明かされています。2017年の社内ドキュメンタリーによれば、343 Industriesは一時、Unreal Engineへの移行を検討していたようです。
特に、Unreal EngineのエキスパートチームであるXbox Game Studios傘下のThe Coalition(『Gears of War』シリーズの開発で知られる)と協議が行われていたとのこと。しかし最終的には、従来のHaloエンジンにこだわり、Slipspace Engineの採用が決定されました。
この判断は技術的・創造的な挑戦でもあり、Haloシリーズの独自性を守るという選択でもあったのかもしれません。
Slipspace Engineとは
Halo 5: Guardiansのリリース前後から開発が進められたエンジンで、E3 2018にて一般に初公開されました。このエンジンは大部分は新しく作られましたが、一部はHalo Engine(Blam Engine)をベースとしています。このデモ映像自体は評判は良い物でしたが、その後に2020年に公開されたHalo InfiniteのデモではLOLポップイン、ディテール不足などからゲームエンジンに対する批判が多く寄せられ、話題となりました。
批判を受けてHalo Infiniteは発売を延期し、E3 2021年には映像のアップグレード、そしてマルチプレイが公開されました。
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