
今週Diabloファン待望の拡張パック『Vessel of Hatred』がリリースされ、NVIDIA GeForce Nowプラットフォームにも登場しました。コレにより、高性能なゲーミングPCを持っていなくともDiablo 4をクラウド上でプレイすることが出来ます。しかし、Xboxクラウドゲーミング(Xbox Game Pass Ultimate)ではまだプレイすることが出来ません。
GeForce Nowならクラウドで遊べる
GeForce Nowのアップデートにより、Battle.netとの連携が導入されました。これにより、Blizzardゲームライブラリーから、OverWatch 2、ハースストーン、スタークラフト2などのお気に入りのブルザードタイトルをクラウドからアクセスすることが出来ます。
Nvidia Geforce Ultimateメンバーであれば、DLSSとレイトレーシングにより、Diablo 4を最大4K/120FPSで楽しむことも出来るようになりました。
Xboxクラウドゲーミングでは許可されていない
GeForce Nowでブリザードのゲームが楽しめる一方で、競合であるXbox Cloudゲーミングではブリザードのゲームタイトルは展開されていません。ブリザードはマイクロソフトのタイトルですが、残念ながらクラウドに入れる権限がないからです。
英国政府機関であるCMAは、マイクロソフトがアクティビジョンブリザードを買収する際に、クラウドゲーム市場を独占することを懸念し、クラウド事業についてはUBISOFTに10年間譲渡することを条件にしました。そのため、マイクロソフトは自由にアクティビジョンブリザードのタイトルをクラウドに入れることが出来なくなったのです。
そのため、もしマイクロソフトがXbox クラウドゲーミングにブリザードのゲームを入れたいのであれば、UBISOFTに追加の契約費用を支払うなどの方法が必要となります。
またUBISOFTは現在困難な状況に置かれており、状況はさらに複雑になる可能性があります。Tencentは現在UBISOFTの買収を検討しており、その結果アクティビジョンブリザードのすべてのタイトルのクラウドゲーム権をTencentが所有する可能性があります。
これは英国政府の意向ではなかったのかもしれませんが、消費者にとってはさらに不利益な状況になる可能性があります。

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