MCV/DEVELOPアワードにXbox Game Studiosのレア社が受賞したことが明らかになりました。 このアワードは実際には数週間前に何百人もの人々がアワードに参加しており、最近人が集まったわけではありません。
レア社が受賞
レア社の選出にはガーディアン紙のキーススチュアートが押したことも影響しています。彼は200を超えるゲーム開発スタジオの中で最も印象的なゲーム会社としてレア社を選んでおり、授賞式では彼がスピーチを行いました。
「このスタジオは他のどの西洋の開発者よりも任天堂の天才的ゲームデザインに近いと思います。プロジェクトは常に楽しさと革新の哲学を共有してきました。ゲームはプレイヤーに遊びを教え、自由に自分を表現出来ます。そしてそれこそが本当に重要な物です。このゲーム会社はプレイヤーが創造的であると感じ、常にゆとりを残してきました。あなたがスタジオを訪れればなぜそうであるか分かるでしょう。ここは職人でいっぱいの会社です。ゲームのあらゆる瞬間、アニメーションのすべてのフレーム、すべての音楽の音符に拘っています。この制作への愛情は、今まで取材したどの会社よりも明らかでした。」
「普通であればXbox Oneでプロジェクトに着手した際、従来通り、単純に最愛のフランチャイズの続編を作り、馴染みあるものを作ることにしたはずです。 しかしそうではありませんでした。この会社は大規模なマルチプレイヤー協力海賊シミュレーションゲームを作りました。私は35年間のゲーム人生で、すべて見たことがあると思っていました。しかし息子が友達とSea of Thievesをプレイするのを見て、彼らが間違って宝箱を海に投げたり、酒に酔って船に身を投げ出したり、無意味なことを笑いながらプレイしているのを見てビデオゲームの最高の喜びを思い出したんです」
「テレビや映画とは異なり、ゲームというメディアは自分たちで道を切り開き、自分たちだけの物語を作ることが出来る場所です。このユニークな体験を本当に理解しているゲームスタジオが世界でひとつであるとすれば、それはレア社です」
レア社のコメント
レア社の開発者の一人サイモンプロジャーは「レア社は世界にまだ存在しないゲームを作ります。レアのゲームは魔法の感覚、独特のクリエイティビティのスパークがとても楽しくさせ、独自性を持つための意思を強く持っています」と話しています。
ヴェロニカヒースは「常に他とは違う、思い出に残り、楽しいことを目指してきた」としています。
その時代でしか出来ない物を
レア社のゲームタイトルは常にその時代、そのマシンでしか出来ないことがキーとなってゲーム開発が行われています。
クォータービューを発明したZX Spectrum時代、プリレンダ3D映像で滑らかな表現を行ったスーパーファミコン時代、3D表現黎明期にフルに3Dを使ったゲーム作りを行ったNintendo 64時代、物理演算やモーションコントロールを使ったXbox 360時代、そしてKinectでの顔の3DモデリングやAzureクラウドを使ったXbox One時代と常に先進的なことをやってきました。
会社の規模や形は変わっても、常に新しさを求め新鮮なゲームを提供してくれるレア社の次回作にも期待したいところですね。
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