マイクロソフトは2018年5月のアップデートで様々な機能を追加しました。
その中の機能の一つ、120Hzモードを今回はご紹介いたします。
120Hzとは?
120Hzはリフレッシュレート(画面の更新量)を通常の倍にすることでゲームプレイをスムーズにする方法です。
ゲームコンソールは一般的に60Hzまでしかサポートされていませんでしたが、これを有効にすると対応ディスプレイでスムーズなプレイが楽しめるようになります。
120Hzを利用するには
120HzモードはXbox One X、Xbox One Sで最新のシステムアップデートが適用されている必要があります。
現在のところXbox Insider Programの一部ユーザーに限定されている機能ですが、数週間以内に一般ユーザーにもリリースされる予定です。
またコンソールを120Hzに対応したテレビまたはモニターに接続する必要があります。
あわせてHDMI 2.0ケーブルで接続されたHDMI 2.0対応のテレビやモニターである必要もあります。
HDMI 2.0の制限は120Hzサポートと4Kの組み合わせは利用できないことを意味します。
そのため1440p/1080pでの120Hz出力になります。
Xbox Oneでは意味がない?
120Hz環境を有効にしてもシステム全体の改善は期待できません。 多くのXbox Oneタイトルは30Hzから60Hzの間でフレームレートを制限して設計されています。 いくつかのゲームはフレームレートキャップが設定されていないものもありますが、これでも劇的な変化は見られません。
また解像度を4Kに選択できないため、4K環境を持っている人にはお勧めできない機能です。 今のところ120Hz対応に設計されたゲームがほとんどないため、メリットは限定的です。
現状Xbox Oneで120Hzを使うメリット
ゲーム側が120Hzに対応していなくても、有効にするメリットは何かあるのでしょうか。 一般的なディスプレイではフレームを受信するとゲームのイメージが表示されます。
デバイスから出力されたフレームがディスプレイのリフレッシュレートを超えると、画面描画中に新しいフレームをプッシュし、同時に2つのイメージが表示されます。
これが”スクリーンティアリング”と呼ばれる現象です。
Xbox OneではVRRを使うことでモニター側でフレームの整合性をとるAMD Freesync(VRR)に対応しています。
そのため120HzとVRRを両方有効にすることで、通常よりもかなりスムーズに、低遅延なゲームプレイが実現できるとのことです。
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