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何故マイクロソフトは今更「アバター」に力を入れるのか? 既出情報まとめと予想。

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E3 2017ではXboxブリーフィングでの発表以外にもいくつかの大きな発表が行われました。

その大きな発表の一つが「新しいXboxアバター」です。

 

これまでのXboxアバター

 

長い間開発されていた新アバター

新しいXboxアバターが発表される約1年前、Twitter上でXboxのフィルスペンサー、マイクイーバラがツイートをしています。

ファンからの「車イスに対応させて欲しい」という要望に対し、フィルスペンサーは「嘆願書なんて必要ありません、我々は遠くない未来に実現する」とツイートを返しています。 さらにその翌日Xboxのマイクイーバラは車椅子のXboxアバターのプロトタイプと思われる画像を公開しました。

 

 

 

このアバターは当時のXbox360アバターとは明らかに異なっており、レンダリングの質感こそ違いますが今回発表されたXboxアバターと雰囲気はかなり似た特徴を持っていました。

Twitterでの意見交換の翌日に画像を公開したことを考えると、既に長い間Xboxアバターのリニューアルに向けて開発を進めていた物と思われます。

 

表情が豊かに、もっと自分らしく

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従来のXbox360アバターはパーツや体型、服装を選ぶことで自分の分身を表現できるという物でした。

ゲーム機備え付けのアバターといえば任天堂のWii/DSで使われていたMiiがありましたが、Miiに比べて服装を自由に変更できる点など優れていた要素もありましたが、顔のパーツの種類や位置の自由度が少ないといった不満もありました。 またMiiと同じく顔のパーツが記号化されたものが使われていました。

 

 

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しかし今回の新しいXboxアバターではより表現力が上がったアバターとなっています。 今までは記号的だった目や口が立体化された顔になりました。 これにより表情豊かで感情的な表現が出来るようになっています。

さらに従来は出来なかった義足や車椅子、妊婦といった様々な人の「自分らしさ」が表現できるように考慮されました。

 

これは秋頃よりWindows10/XboxOneで順次リリースされる予定のようです。

 

新しいXbox アバターに関する予想

ここからはあくまで当サイトの予想となります。 ほとんど根拠がないため実現しない可能性は大いにあると思いますがこんな風になったらいいな程度のネタだと思ってお読み下さい。

 

実はXboxではなくWindowsのためのもの?

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新しいXboxアバターはXboxカンファレンスでは発表されませんでした。

またXboxエコシステムの大きなアップデートの1つであるにも関わらず対応タイトルなどはまだ発表されていません。

それなら何故わざわざ1年以上の期間をかけて新しいXboxアバターを作ったのでしょうか。 もちろん今後対応ゲームタイトルが発表される可能性は十分にあり得ますが、目的はWindowsのためであると私は予想しています。 何故パソコンで? と思われるかも知れないのでWindowsで活用された場合考えられる利用シーンをいくつか上げてみました。

 

何故かXboxでサインインさせられるRemix 3Dが怪しい

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マイクロソフトが新しく始めた3Dオブジェクトの共有サイト、Remix 3D。 ペイント3Dなどで作ったデータを公開できるというサイトなのですが、何故かマイクロソフトアカウントでサインインするとXboxゲーマータグでサインインすることになります。

今のところRemix 3DとXboxの共通点はゲーマータグ表示とゲーマーアイコンくらいなのですが、3Dオブジェクト作成に自分の作ったアバターを使ったコンテンツ作成機能などが追加される計画があるのかもしれません。

 

「My People」での活用

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WindowsPhoneでは連絡先でFacebookやTwitterと紐付けてプロフィールの画像を連絡先の画像に読み込むことが出来ましたが実際の所連絡帳の画像機能はあまり活用されていないように思います。

Windows10ではFall Creator's UpdateではMy Peopleと呼ばれる新しい連絡のやり取り機能が登場します。これはタスクバーで良く連絡を取り合う人とすぐにメッセージをやり取りしたり、ファイルを送ったり出来るという便利な機能です。 他にも絵文字だけを送ることと特殊な表示になるなど人と人をより身近に感じられる工夫が行われています。 このMy Peopleにアバターが組み込まれればどうでしょうか。 アバターがメッセージ交換やプロフィールに設定することが出来るようになれば、自撮りをプロフィールに貼るのが嫌な人でも使いやすいですし、より高いコミュニケーションが取りやすくなりそうです。

 

「Windows Holographic」向けの”自分”に。

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Windows MixedRealityに限らず、世の中のVR、MR、ARデバイスを活用すると人の顔は一部隠れてしまいます。

このことから顔を表示した従来のビデオチャットをMixed Realityデバイスでやるのは大変難しいと考えられます。

そこでビデオチャットで顔の代わりにXboxアバターを使うというのはどうでしょうか。

 

マイクロソフトは過去にもアバターを使ったコミュニケーションサービス”Avater Kinect”を一時リリースしていました(現在はサービス終了)。

Mixed Reality Deviceで隠れない顔の頬や口の動き、そしてGoogle Glassなどでも実現されている目の動きをトラッキングが出来ればかなり表現力のあるバーチャルビデオチャットが可能になるかも知れません。

 

インディータイトル活性化

Xbox360の頃はインディーズゲームというカテゴリーで一般の開発者が開発したアバターゲームが多数リリースされていました。

新しいXboxアバターはUnityが使われているそうなので、Unityでアセットとして利用できるようになれば、インディー開発者の興味を引く材料になりそうですね。

 

Xboxアバターの今後に期待

アバターコンテンツはXbox Oneではめっきり減ってしまいましたが、今回の新しいXboxアバターをきっかけに様々なシーンで活用されることを期待したいと思っています。

 

画像ソース:

 

 

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  • この記事を書いた人

のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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