AVIDはブログ上でマイクロソフトスタジオの人気ゲーム、
HALO5ガーディアンズの楽曲制作を343 Industriesの
作曲担当陣内一真氏にインタビューをした記事を公開しています。
AVIDBlogsでHalo5特集
HALO5の楽曲制作に関するインタビューが
日本語記事で紹介されています。
→http://avidblogs.jp/halo-5-guardians/
Protoolsとは?
DTMソフトウェアの1種、Protoolsは
多くのレコーディング・マスタリングスタジオに採用されている
定番音楽ソフトウェアです。
市販されている楽曲のほとんどは最終的に
Protoolsで調整されてユーザーの元に届けられているといっても
過言ではないほど信頼性のあるソフトウェアです。
陣内一真氏とは?
メタルギアソリッドポータブルオプス、
MGS4、MGSピースウォーカーなどを手がけた作曲家。
HALO4以降343でHALOシリーズの楽曲制作に参加。
記事で気になったポイントを抜粋
>過去のテーマ曲を効果的に引き継いでほしいということを言われました。
HALO4ではほとんどが新曲ということもあって
今までのHALOシリーズとはかなり印象が違う雰囲気でしたが
HALO5は過去作の曲が多くアレンジされて利用されていたので
シリーズファンには嬉しい所ではありましたね。
>最初に曲中で使用する楽器の“パレット”を決めます。
はじめに音色から決めるんですね!
てっきり先にピアノやギターなど作りやすい楽器で
曲の構成を決めてからアレンジしてオーケストラに
持って行くのだと思ってました。
>作曲システム
Mac Pro3台とのこと。
ProtoolsはWindowsでも出ていますが
音楽業界ではわりとMac使ってる人がまだまだ多いようです。
同じMSスタジオのレアも”Mac”を使っているようなので
マイクロソフトとしてはこの辺フリーな感じなのでしょうか。
「Vienna Ensemble Pro」はオーケストラ音源のVSTiの中でも
かなり生々しい音がするライブラリーなので
HALOで活用されているのも納得ですね。
シンセのVSTiはu-heのDark Zebraが好きだそうで
モジューラーシンセを使った音作りをしているとのこと。
>アランマイアーソン氏
これは驚きですね!
インターステラー、パイレーツオブカリビアン、グラディエーター、
シビルウォー、アングリーバード、バットマンVSスーパーマンなど
様々な大作映画に参加する人気エンジニアがHALO5にも参加してたとは…。
画像掲載元:http://venturebeat.com/community/2011/08/18/from-mario-to-bastion-music-makes-the-game/
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結構内容が濃いインタビューでしたね!
私的には今作のHALO5の曲は好きなアレンジが多かったので
どういう風に作られているか知れて良かったです。
特にHALOのメインテーマのアレンジ、
”The Trials”は劇中でも何度か使われている楽曲なんですが
長い1分を超える前奏の後に来るメインテーマへの繋ぎを
初めてトレーラーで聞いたときは泣きそうになりました。
その反面今作はほぼすべてがオーケストラメインの楽曲となっており、
過去作の楽曲に比べればシンセサイザーを巧みに使った
”未知との遭遇”な雰囲気作りが欠けているような気がしました。
見たことのない異世界を冒険する作品でもあるので
こういう意味ではHALO4は頑張ってたなあと思ったり…
やっぱりHALOの音楽世界を作ったMartin O'donnell氏の
楽曲の偉大さを感じますね!
HALOシリーズの楽曲で私が好きなのは
HALO4ではほぼすべての楽曲が新曲と言う中で
最後の最後に流れるこの曲は
壮大な物語の1つの区切りには効果的な曲なように思いました。
オリジナルのNever Forgetの方がシンプルで
ストリングスのアーティキュレーションがしっかり聞こえて
生々しいんですけど演出や構成の面白さという意味で
HALO4版は素晴らしいと思います。
とHALOの音楽を語ると止まらなくなりそうなのでここまで!
次回作の音楽にも期待したいですね!