マイクロソフトのスマートフォンOSは、恐らくWindows Phone 8.1あたりのバージョンが最高の存在でした。 イタリアでは市場シェアが10%を超え、アップルのiPhoneとほぼ同じシェアになっていたのです。 しかしWindows 10 Mobile以降様々な方針転換があり、マイクロソフトはモバイルOSを諦めました。
MSが諦めたやつ。
スマートフォンの鍵になるのはやはりアプリです。 アプリがないと、スマートフォンは使いづらいものです。 マイクロソフトストアではアプリの品質はあまり良いものを入手出来ないというのは事実ありました。 ソーシャルメディアアプリや主要なゲームアプリはWindows Phoneには移植されていないことも多く、現在では更新されていません。
しかしマイクロソフトはWindows 10 Mobileの開発初期段階ではこの問題を解決する素晴らしいアイディアを持っていました。 これはAndroidアプリをサブシステムとして読み込ませ、Androidアプリを実行するというものです。
アプリはちょっとした”ハッキング”が必要でしたが、簡単なAndroidアプリならWindows Phoneでそのままインストールすることが出来ました。
Project Astoria 対応端末について
Build 10166:
- HTC One m8 (Windows Phone Edition)
- Samsung Ativ S
- Samsung Ativ SE
- Lumia 640 (auch XL, getestet)
- Lumia 730
- Lumia 735
- Lumia 830
- Lumia 920
- Lumia 925
- Lumia 928
- Lumia Icon
- Lumia 930
- Lumia 1020
- Lumia 1520
Build 10536:
- HTC One m8 (Windows Phone Edition
- Samsung Ativ Odyssey
- Samsung Ativ SE
- Lumia 435
- Lumia 532 (getestet)
- Lumia 630
- Lumia 635
- Lumia 636
- Lumia 638
- Lumia 810
- Lumia 820
- Lumia 822
- Lumia 920
- Lumia 925
- Lumia 928
- Lumia Icon
- Lumia 930 (getestet)
- Lumia 1020 (getestet)
- Lumia 1520 (getestet)
インストール方法
こちらの記事を元に簡単に翻訳してみました。 時間があれば実際に実機でテストしてみる予定ですが、取り急ぎ試したい方は下の記事(と元記事)を参考にしてください。
WPInternalsでビルドを準備する
インストールするには、適切なWindows Phoneのビルドである必要があります。 殆どの場合このビルドではないため、まずはBuild 10536または10166をインストールしましょう。
WPInternals Toolを使い、Windows Phoneの適切なビルドをダウンロードし、インストールする必要があります。 この際適切なシリアル番号を入力してください。 シリアル番号(RM-XXXX)は通常スマートフォンのどこかにステッカーなどで記載されています。
Webサイトで携帯電話の正しいビルドをフラッシュし、.ffuファイルをダウンロードしておく必要があります。
WPInternalsでフラッシュする
ダウンロードしたffuファイルをWP InternalsでFlashします。 この時始めにWindows Phoneのロックを解除する必要があります。 Unlockを選ぶと手順が英語で表示されるので手順通りにUnlock作業を行いましょう。
アンロック作業を行うときは携帯電話を完全に充電してた状態で行ってください。 またWPIntenalsでロック解除した後は、MSMモードで起動することになります。
Windows Phoneの深いレベルのデータの書き込みを行うため、最悪携帯電話が利用できなくなる可能性もあります。 取り扱いにはご注意ください。
MSMモードに入る方法
- 管理者権限でCMDを開きます
- コマンド「cd K:」を実行し、次に「cd \ EFIESP \ EFI \ Microsoft \ BOOT」を実行します
- 注:これら2つのコマンドで問題が発生した場合は、EFIESPドライブのドライブ文字を確認してください。調べるには、エクスプローラーで[マイ PC]をクリックする必要があります。「ドライブ」タブの下に、「EFIESP(K 🙂」などがあります。別の文字がある場合、これで最初のコマンドを実行し、次に2番目のコマンドを実行します。
- bcdedit / store BCD / set {311b88b5-9b30-491d-bad9-167ca3e2d417}テスト署名 „
- bcdedit / store BCD / set {default}テスト署名 „
- bcdedit / store BCD / set {01de5a27-8705-40db-bad6-96fa5187d4a6}テスト署名 „
- bcdedit / store BCD / set {bootmgr}テスト署名 „
「exit」を使用すると、ウィンドウを閉じて、電源ボタンを10秒間押し続けると、Windows Phone 8.1に電話機を再起動できます。
OSが起動したら以下の手順に戻ります。
Astoriaをセットアップする
- Wi-Fiとモバイルデータをオフにします(機内モード)
- 手動で日付をビルド10536 で2015年9月13日に設定します
- または2015年7月5日のビルド10166
- 電話機をUSB経由でPCに接続し、ツール「Phone Updater」を開きます
- デバイスの情報が表示されたら、「次へ」をクリックします
- 今選択 10.0.13005.104(10536の構築)または 12666.134(10166の構築)
Androidアプリをインストールする
上記のステップが完了したら、以下の記事の手順に沿えばAndroidアプリをインストール出来ます。 お疲れ様でした。
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