多くの人が使っているインターネットブラウザーGoogle Chrome。世界的に見るとシェアは65%もあり、圧倒的に利用されているブラウザーです。ちなみに2位はApple Safariで19%、そして3位がMicrosoft Edge4%となっています。
2015年にMicrosoft Edgeが初登場した際はサイトによって動作が遅いことがあり、多くの機能が欠けていたため不評の声が多くありました。しかし2020年にマイクロソフトはChromiumコードを使用して切り替えたため、Google Chromeと中身はかなり近いものになりました。
Google ChromeとMicrosoft Edgeの比較
ブラウザ拡張機能(アドオン)
Google Chrome | Chrome Web Store |
Microsoft Edge | Microsoft Edge Addons,Chrome Web Store |
Google Chromeが最も選ばれる理由の1つはアドオンの選択肢が多いということです。Google ChromeとMicrosoft Edgeは同じコードに基づいて開発されているため、アドオンについてはほぼ差がありません。
Microsoft EdgeでChrome Web Storeにアクセスすると、青いバナーが表示されChrome Web Storeからアドオンを導入する手順が表示されるので、そのままインストールすることも出来ます。
またMicrosoft Edgeには独自のストアもあります。
Microsoft EdgeでもChromeのアドオンは使える
スピードとRAM管理
どちらのブラウザーも優れたパフォーマンスを持っていますが、ほとんどのテストサイトでMicrosoft Edgeの方がChromeよりも高速です。またタブについてもEdgeはChromeよりもタブあたりのメモリ使用量が少ないという特徴があります。さらにスマートなスリープタブ機能があり、使っていないタブのRAMを一時解放することが出来る、モバイル時のバッテリー消費やゲームへの影響を減らす効率モードなどもMicrosoft Edgeには実装されています。
Microsoft Edgeの方がパフォーマンスは優れている
検索エンジン
検索エンジンはGoogle ChromeはデフォルトでGoogle、Microsoft EdgeはBingです。少なくとも日本語の検索においてGoogleの方が検索でいい結果が出ることが多いと感じる方も多いかもしれません。
しかしどちらのブラウザーも簡単にデフォルトの検索エンジンを変更できるため、Microsoft Edgeを避ける理由にはなりません。
どちらも簡単にデフォルトブラウザーを変更可能
マルチデバイスと同期
どちらのブラウザーもスマートフォンやタブレットを含む多くのデバイスで動作します。ただしMicrosoft EdgeはGoogle Chrome OSではLinux版しか使用できません。そのためChromebookでブックーマークや履歴などを同期させて使いたいと考えている場合はGoogle Chromeの方が優れた体験が出来ます。
一方でGoogle ChromeはXbox One・Xbox Series X|Sでは動作しませんが、Microsoft Edgeでは標準ブラウザーです。Xboxを使ってテレビでもブックマークや履歴、パスワードを同期したいのであればMicrosoft Edgeが良いかもしれません。
スマホを含む様々なデバイスでどちらも展開されており同期可能。ChromeOSならGoogle Chrome、XboxコンソールはMicrosoft Edgeが利用可能。
乗り換え
ChromeからMicrosoft Edge、Microsoft EdgeからChromeへの乗り換えは簡単です。データのインポート機能を使ってそのまま切り替えることが出来ます。気になった場合は一度乗り換えて使い心地を試してみるのもいいでしょう。
どちらも簡単に移行可能
固有機能の比較
Microsoft Edge限定機能
コレクション
記事やページを保存しておけるコレクション機能。クラウドでスマホなどにも同期可能。有名なサービスではPocketというものが類似のものを提供していますが、ブラウザーに投稿しているのでPCやスマホを変えるたびに再セットアップしなくて良くなるのでコレクションの方が便利だったりします。
垂直タブバー
ウィンドウタブは通常水平(横並び)に並びますが、この機能を使うとウィンドウ左側に縦並びで表示されます。この場合タブが多くてもタイトルが見やすいため、大量のタブを開いて情報収集をする場合などに便利です。
Google Chrome限定機能
Google Lens
Chrome上で画像を右クリックして「画像で検索」を選択することでGoogle Lensで画像検索することが可能。画像をOCRしてテキストをコピーしたり、翻訳したりすることが出来るのは便利。
結論
特にこだわりがないのであれば、Microsoft Edgeがおすすめです。軽量設計だから低性能PCで恩恵が大きいのはもちろん、高性能PCでもゲーム中は処理を抑えて影響を減らすなどの機能がついていますし、機能はほとんどChromeと一緒です。
一方でGoogle ChromeにはGoogleサービスとの親和性が高いという特徴があるため、Googleのエコシステムに依存している人はGoogle Chromeの方が便利だと感じる方もいるかもしれません。
人によって何を優先するか優先順位が違うのでどれが正解かはあなた次第ですが、参考になれば幸いです。
参考元:
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Data Doctors: Google Chrome vs. Microsoft Edge - WTOP News
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