最新OS、Windows 10では過去のWindowsと同様に様々なエディションが存在します。同じWindows 10でも搭載されている機能や仕様が若干異なるので、今回はWindows 10のバージョン、派生についての違いをご紹介します。
Windows 10 主要バージョンの違い
Windows 10の主要バージョンの違いをご紹介しましょう。
Windows 10 Home
一番ベースとなる基本的なWindows 10です。Windows 10とたんに呼ぶ場合これをさすことが多いかと思います。
Windows 10 Pro
ビジネスレベルの機能を搭載したWindows 10です。 暗号化機能などがついています。
Windows 10 Pro for Workstations
企業用です。Windows 10 ProとEnterpriseの中間レベルのセキュリティ機能がついています。
Windows 10 Enterprise
企業用Windowsです。アプリの制限、高度なセキュリティ機能が追加されています。
Windows 10 Education
教育機関向けのWindowsです。Enterpriseとほぼ同じ機能を持っています。
Windows 10X
タッチデバイス向けの新しいWindowsです。
Xbox One
Windows 10のカスタムバージョンを採用したゲーム機です。一部アプリに互換性があります。
Windows 10S
アプリの外部インストールを制限した安定版Windows 10です。現在は廃止されました。
Windows 10 Sモード
Windows 10 Sの後継です。機能制限されているのはそのままですが、設定からホームに変更することが出来ます。
Windows 10 Mobile
スマートフォン向けのWindowsです。2020年にサポート終了となったため現在では使われていません。
HomeとPro、あなたにおすすめはどっち?
基本的にWindows 10の購入で選ぶならHomeかProになります。Enterpriseなどの特殊なバージョンはボリュームライセンス、つまり複数契約の法人向け窓口での販売となっているため市販ではHomeかProが基本となります。
個人で使う場合の最大の違いはBitlockerの有無
Windows 10 Proではストレージを暗号化し、盗難に備えることが出来るBitlockerと呼ばれる機能があります。しかしWindows 10 Homeではこの機能は利用出来ません。デバイスを安全に保護したいならBitlockerがあるWindows 10 Pro以上のバージョンがオススメです。
Proなら企業向け機能も多数搭載。
Bitlocker以外にもグループポリシー、モバイルデバイス管理を初めとする企業向けの機能はWindows 10 Proにしか搭載されていません。セキュリティの面で考えてもビジネスで使う場合はProを使った方が良さそうです。
基本機能はHomeでも変わらない
Windows 10 Homeでも基本的な機能は全く変わりません。Microsoft Officeでの作業、デジタルペンやタッチ操作でクリエイティブな作業、写真編集、デバイスの暗号化、ファイアーウォールやMicrosoft Defender ウィルス検索による保護などの機能が搭載されています。
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