2024年7月19日、世界はネットワークとクラウドコンピューティングにおけるマイクロソフトのサービスと製品に影響を与える大規模な障害が発生しました。専門家やアナリストはCrowdstrikeによるブルースクリーンオブデスについて、世界がこれまで見た中で最大のIT障害と語りました。
Crowdstrikeの不具合が原因
日本でも『Windowsがブルースクリーンになるブルスク祭り』としてXなどのSNSを賑わせたこの話題ですが、問題はCrowdstrikeのカーネルドライバーの不具合でした。つまりセキュリティソリューションソフトであるCrowdstrikeを導入していない場合、この問題に遭遇することはありませんでした。
のちにMicrosoftがAzure経由で不具合を修正し、その後Crowdstrikeが修正プログラムをリリースしたことで不具合は解決しました。
イーロンマスクが持論を語る
X(旧Twitter)のCEOであるイーロンマスク氏は、今回のサービスの問題を引き起こしたセキュリティソリューションCrowdstrikeの2022年の投稿『多様性、公平性、包括性(DEI)に関するゴールドパートナーシップをCrowdstrikeが結んだ。』という投稿に対して、この出来事の後に『今はあまり明るくないだろ?』とリプライを返しています。タイミングからして、大規模障害とこの多様性、公平性、包括性(DEI、日本ではいわゆるポリコレといわれる活動)を関連付けたコメントとみられます。
イーロンマスク氏は最近ボーイング737 Max 9に影響を及ぼした問題について、非白人パイロットや工場労働者を雇いすぎているのと直接的に関係があると指摘したばかりでした。
Crowdstrikeによるブルースクリーン祭りは収束しましたが、イーロンマスク氏はX(Twitter)において、すべてのシステムからCrowdstrikeを削除したと報告しています。
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