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Xbox Series Sで”パフォーマンス”に差があるのは当初の約束通り。

マイクロソフトは現在2つのゲーム機を販売しています。パフォーマンスを重視したプレミアムなゲーム機”Xbox Series X”とコストを抑えつつ同じゲームが遊べる”Xbox Series S"です。Xbox Series Sは価格の安さからいくつかのパフォーマンスに制限があり、これが批判されることもありますが、パフォーマンスに差があるのは決してXbox Series Sにとってはおかしなことではありません。

一部ではパフォーマンスに批判の声が上がることも

ゲームがリリースされると一部のゲームマニアの間ではパフォーマンスに注目が集まります。これは解像度やフレームレート、そしてゲームのグラフィックの忠実度に関連したテクスチャ解像度、シャドウ品質、レイトレーシング、遠景描写、ロードタイムなど様々な点で比較されます。

Xbox Series Sは当然のことながらコストが安い代わりに主にグラフィックスの性能が削られており、Xbox Series Xと比較してこれらのグラフィックスに差がでることがあります。しかしこれは設計通りのことです。

Xbox Series SはXbox Series Xと同じスペックだとは言っていない

Xbox Series Sとは、『次世代ゲームを遊ぶことが出来る低コストなゲームハード』です。フィルスペンサー氏はゲーム機のローンチ時期である2020年に”スペックが同じハードだというつもりはない”とKotakuのインタビューに答えています。

「(Xbox Series X|Sで)2つの異なるスペックがあるのに、スペックが同じだとここで誰かを説得するつもりはない。それは違う。私たちは市場を拡大したいから、このようなことをしているのです」

Xbox Series Sの意図は同じゲームを遊べることにある

Xbox Series Sの意図は、Xbox Series Xと同じゲームが遊べると言うことです。

互換対応されたXbox、Xbox 360、Xbox Oneのゲームはもちろん、Xbox Series X|S向けのゲームタイトルも遊ぶことが出来ます。つまり、Xbox OneやPS4、Nintendo Switchではプレイできないゲームタイトルもプレイすることが出来ると言うことです。

もちろん、グラフィックスが劣る場合もあるかもしれませんが、それを気にしない人向けの選択肢ということです。

もしもコストを誰もが気にしないのであれば、ハイエンドなGPUを積んだゲーミングPCと、最新の携帯ゲーム機型PCを常に買い換えていけば良いのです。しかし現実にはそうではありません。様々な選択肢があり様々な人がいます。ゲームにそれほどお金を使いたくない人や、別のものにお金を使いたい人、またはグラフィックは気にしない人も少なくありません。

そういった人にも『Starfield』『Baldur's Gate 3』『Microsoft Flight Simulator』のような次世代ゲームを提供することがXbox Series Sの役割となっています。実際Xbox Series Xで遊べてXbox Series Sではプレイできないというゲームは1本もありません。

これがXbox Series Sの意図でしたものです。

もちろんXbox Series Sでパフォーマンスが出るものもある

それではXbox Series Sではパフォーマンスが出ないかというと、そうではありません。ゲームタイトルによって”開発者が意図した”パフォーマンスが提供されます。

XboxチームはXbox Series Sでもパフォーマンスが出ることを望んでいますが、開発者にパフォーマンスターゲットを強制していません。つまりフレームレートを優先するか、それとも犠牲にするかはゲーム開発者が自由に選択することが出来ます。

アクションゲームなら60FPSが欲しいとユーザーは思うかもしれませんが、開発者はそうは思っていないこともありますし、一般のユーザーはそれほど繊細なFPSを求めていないかもしれません。

一方で開発者が望んでいるなら、120FPSに対応しているタイトルもあります。例えば日本でも人気の高い『フォートナイト』や『Apex Legends』といった定番タイトルは安価なXbox Series Sでも120FPSに対応しています。

あなたにぴったりなXboxをえらぼう!

Xboxは様々な選択肢でゲームを提供しています。Xbox Series Sもまたその選択肢の1つしかありません。安価で安定したゲーム体験を求めるなら『Xbox Series S』、より高性能なパフォーマンスが欲しいなら『Xbox Series X』、さらにパフォーマンスや体験を好みにしたいなら『Windows 11 PC』、そういったデバイスに依存せずにともかくゲームをプレイしたいなら『Xbox Cloud Gaming』、そしてPS5やNintendo Switchといった他社ゲーム機にもいくつかのXboxゲームは提供されています。

あなたがもしも、マイクロソフトのCall of Dutyをプレイしたいとしても、必ずしもXbox Series X|Sを買う必要はありません。あなたにぴったりな形でXboxゲームを楽しみましょう

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のっそす(WPTeq運営)

WPTeqのメインライター兼管理人。 初めてパソコンを購入した際にWindows Meでトラブルに見舞われ、それ以降Windowsに関するさまざまな資料を読むようになる。 Zuneに惚れ込んで以来、Microsoft製品にハマる。 好きなピニャータはファッジホッグ。

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