マイクロソフトはNVIDIAと協力し、GeForce Nowに新しいマイクロソフトストア統合を開始しました。そのためゲームパスライブラリーからいくつかのタイトルがGeForce Nowで利用できるようになりました。
Xbox Cloud GamingとGeForce Nowの違い
Xbox Game Pass Ultimateには「Xboxクラウドゲーミング」と呼ばれるサービスがあり、これを使うとクラウドでハードウェア性能を問わずにゲームを楽しめます。これはNVIDIA GeForce Nowと似たサービスで、GeForce Nowもクラウドを通してハードウェア性能を問わずにゲームを提供しています。
Xbox Cloud GamingとGeForce Nowの最大の違いは「コンソールベース」か「Windows PCベース」の違いだということです。
Xbox Cloud Gamingではコンソールベースのため、ハードウェアの性能や操作方法が原則コントローラーをベースしたものとなっています。そのためPCよりもキーが少ないため、タッチパネル操作に対応しやすいなどの利点もあります。またテレビ向けのUIのため、PC向けよりも小さなスクリーンでも画面が見やすいこともあります。
一方でGeForce NowはWindows PCベースであるため、PCのようにグラフィックスオプションを調整でき、キーボードやマウス、コントローラーなど柔軟な操作方法でプレイすることが可能です。また日本では提供されていませんが、GeForce Now Ultimateという高性能プランでは、1080p/240fpsや4K/120fpsでプレイ可能というサービスも提供されています。
GeForce Nowは安価に使えるPC環境
GeForce Nowは無料プランでは1回30分、プレミアムプランでは一ヶ月550円1セッション6時間のPCゲームを楽しむことができます。クラウドサービスとしては比較的安価であり、性能が低いPCしか持っていなくてもPCゲームを楽しめるという利点があります。
またGeForce NowはXboxコンソール上のMicrosoft Edgeでも利用することができるので、テレビでPCゲームをプレイしたいという場合にも利用してみても良いかもしれません。(※デスストランディングやゴッドオブウォーについてはなぜかXboxからアクセスするとリストから消えてしまうという問題はありますが・・・)
選択肢をふやすというXboxの戦略
ゲームプラットフォームでは自社プラットフォームに囲い込むような戦略が一般的ですが、マイクロソフトはGeForce NowやUBISOFT+などにソフトを提供するという選択肢を増やす戦略を選んでいます。これによりユーザーは自分が気に入った環境を選ぶことができます。
もしXbox Cloud Gamingを気に入らないなら、GeForce Nowも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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