先日EUで欧州委員会によりマイクロソフトによるアクティビジョンブリザード買収が正式に承認され新しい展開を迎えました。現時点では日本を含むかなり多くの地域で承認を得られていますが、一方で英国はブロックすると発表しました。
CMAの決定は国際的な信用にも影響がある
英国の競争庁CMAはこの取引を阻止する方針を正式に発表しています。それに対してイギリスの国会議員は他国と異なる選択を下した理由について異議を唱えました。
CMA「英国は常に自由競争市場を奨励しており、それを奨励するのはCMAの義務です。私たちは、すでに定着している市場力を強化するような投資に対して、私たちの義務として警戒しているのです。英国でビジネスを行う上で、国際的な信用に影響があるという前提に異議を唱えたい。」
またCMAとEU委員会の両方が同じ問題を指摘し、異なる決断を下したことについても触れています。
CMA「EU委員会は、この取引が競争上の懸念をもたらすことに同意し、CMAとECの間に違いはない(省略)だが、EUの委員会は、(マイクロソフトの)救済措置を受け入れることが適切であると結論付けた。
彼らには独自のテストがあり、独自の見解に至った。しかし、我々は、英国の立場から、その救済措置を受け入れることは適切ではなかったという見解に変わりはありません。」
EUの委員会は『ストリーミングでゲームを提供することはユーザーにとって利益になる』と結論付けましたが、CMAは結果的に様々なクラウドサービスで提供されるという提案を拒否しており、認識は異なるように見えます。
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