マイクロソフトはフラッグシップPCをWindows 2in1デバイスとしてリリースしており、現在最新のモデルはSurface Pro 9です。新しいIntel CPU、新しいカラーモデル、新しい5G+ARMオプションなどが追加されいくつかの変更がありますがSurface Pro 8とほとんど変わらないようにも見えるかもしれません。
今回はSurface Pro 9とSurface Pro 8の違いをご紹介します。ほとんど同じかもしれませんが、最新版は選りすぐれています。
今回のレビューにあたり日本マイクロソフト様からSurfaceをお借りいたしました。また当サイトはマイクロソフトアフィリエイトプログラムで収益を得ています。
Surface Pro 9とSurface Pro 8スペックで見る違い
名前 | Surface Pro 9 Intel モデル | Surface Pro 8 |
本体 | 長さ: 287 mm 幅: 209 mm 高さ: 9.3 mm 重量1: 879 g |
287mm x 208mm x 9.3mm(11.3 インチ x 8.2 インチ x 0.37 インチ) 891 g (1.96 lb) |
ディスプレイ | スクリーン: 13 インチ PixelSense™ Flow ディスプレイ 解像度: 2880 X 1920 (267 PPI) 色の設定: sRGB、鮮やかさ 最大 120Hz のリフレッシュレート (動的リフレッシュ レート対応) 縦横比: 3:2 コントラスト比: 1200:1 アダプティブ カラー 自動カラー マネジメント対応 タッチ機能: 10 ポイント マルチタッチ Dolby Vision IQ™対応 Gorilla® Glass 5 |
スクリーン: 13 インチ PixelSense™ Flow ディスプレイ 解像度: 2880 X 1920 (267 PPI) 色の設定: sRGB、鮮やかさ 最大 120Hz のリフレッシュレート (動的リフレッシュ レート対応) 縦横比: 3:2 タッチ機能: 10 ポイント マルチタッチ Dolby Vision 対応 |
RAM | 8 GB、16 GB、32 GB (LPDDR5 RAM) | 8GB、16GB、32GB (LPDDR4x RAM) |
プロセッサ | 第 12 世代 Intel ® Core™ i5-1235U プロセッサ 第 12 世代 Intel® Core™ i7-1255U プロセッサ |
クアッドコア第 11 世代インテル® Core™ i5-1135G7 クアッドコア第 11 世代インテル® Core™ i7-1185G7 |
グラフィックス | Intel® Iris® Xe グラフィックス | インテル® Iris® Xe グラフィックス |
ストレージ | Surface Pro 9 (Intel/Wifi): リムーバブル 7 ドライブ (SSD) オプション: 128 GB、256 GB、512 GB、1 TB | 128GB または 256GB 512GB または 1TB |
バッテリー | 通常のデバイス使用で最大 15.5 時間 | 通常のデバイス使用方法で最大 16 時間 |
ネットワーク | Wi-Fi 6: 802.11Ax 対応 Bluetooth® 5.1 ワイヤレス テクノロジー |
Wi-Fi 6: 802.11ax 対応 Bluetooth 5.1 ワイヤレス テクノロジー |
外部端子 | USB 4.0/Thunderbolt™ 4 搭載 USB-C® x 2 Surface Connect ポート x 1 Surface タイプカバーポート x 1 |
USB 4.0/Thunderbolt™ 4 搭載 USB-C® x 2 3.5mm ヘッドフォン ジャック Surface Connect ポート x 1 Surface タイプ カバー ポート Surface Dial** のオフ スクリーン操作に対応* |
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Surface Pro 9とSurface Pro 8を徹底比較
パフォーマンス: Surface Pro 9がよりパワフル
Surface Pro 8を使った感覚と比べてSurface Pro 9は遙かに優れたパフォーマンスを持っています。最新のIntel CPUではほとんどのシーンでパフォーマンス向上が行われており、優れた体験が可能です。
Surface Pro 8では第11世代のIntel Core i5-1135G7またはIntel Core i7-1185G7から選択できます。これらのチップは28Wで動作し、4つのコアと8つのスレッドを備えています。
Surface Pro 9の場合は第12世代Intel Core i5-1235UプロセッサーまたはIntel Core i7-1255Uプロセッサーから選択することが出来ます。これは、前世代のチップに比べて低いワット数(15W)で動作するため、バッテリー稼働時間が長くなることが期待できます。またコア数も増加しており、第11世代のチップが最大4コアだったのに対し、10コア(パフォーマンスコア2個と効率的なコア8個)を備えています。また、第12世代のチップは12スレッドをサポートしています。
Surface Pro XからSurface Pro 9 ARMに切り替える場合はより大きなパフォーマンスの変を感じることになります。Surface Pro 9ではQualcomm Snapdragon 8cX Gen 3ベースとなっており、非常にパワフルなものです。
ディスプレイ: ほぼ同じ
Surface Pro 9とSurface Pro 8ではどちらのモデルもスペック上の違いはなく、解像度2880x1920の13インチPixelSense Flowディスプレイです。どちらも最大120Hzをサポートしており、スペック表で見られる違いは特にないように見えます。
デザイン:ほぼ同じ・ただし新色はいいぞ
Surface Pro 8は従来モデルから大幅にスリム化を行い、Surface Pro Xに近い外観を手に入れました。これはSurface Pro 9にも引き継がれており、外観上はSurface Pro 8とSurface Pro 9はほとんど違いはありません。
重さはSurface Pro 8が891g、Surface Pro 9が879gで誤差レベルですが軽くなっています。
新しいSurfaceのデザインの改善は新しいカラーバリエーションが特に印象的です。プラチナ、グラファイト、サファイア、フォレストの4色が追加されており、従来の上品さはそのままに個性を演出できるようになりました。
拡張性: ヘッドフォンジャックが廃止、5Gモデルが追加
Surface Pro 9ではいくつかの点でSurface Pro 8よりも優れています。
どちらもThunderbolt 4対応のUSB-C(5GモデルはUSB-Cのみ)、Surface Connectポート、1080p Webカメラ、4K背面カメラを備えています。
Surface Pro 8にはヘッドフォンジャックが搭載されていますが、Surface Pro 9ではなくなりました。これは最近のデバイスでカットされる傾向にあるため、自然な流れだといえます。
ARMモデル(Microsoft SQ3搭載モデル)であれば、Surface初となる5G対応が行われました。従来は4G LTEまでの対応だったため、5G対応Surfaceであればより高速に利用できることが期待できます。また5G対応のARMモデルのSurfaceでのみ、Windows Studio Effectsをサポートしており、ビデオ通話での背景ぼかし、自動フレーミング、アイコンタクトなどの機能をサポートしています。これはビデオ通話アプリで優れた体験が可能です。
価格:旧モデルの方が安い
同じIntel Core i5 8GB RAM/128GB SSDモデルを比較すると、Surface Pro 8は148280円から、Surface Pro 9は162,580円からとなっておりSurface Pro 8の方が安くなっています。これは発売時の円高を反映したものと思われます。
ただしSurface Pro 9も現時点ですでにセールが行われることもあり、Surface Pro 8時代とほぼ同水準まで価格が下がっていることもあります。
最後に: 価格に困らないなら新しい方を選ぼう
Surface Pro 9とSurface Pro 8の比較をご紹介しましたがいかがだったでしょうか?基本的にSurface Pro 8とSurface Pro 9では、Surface Pro 9の方がスペックが高いので、予算で困っているわけでないのであればSurface Pro 9をおすすめします。
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